これは、木曽先生が開発されたKNI272とHIVプロテアーゼの複合体のX線結晶構造の模式図ですが、この薬剤は現在AIDSの新しい治療薬として臨床応用の過程にある非常に期待されている薬剤であります。木曽先生は、この薬剤開発の手法をHTLV−Iに応用し、HTLV-I特異的プロテアーゼの開発に成功しつつあります。現在すでに阻害効果が40〜50%台のものまで開発され、理想的な薬剤まであと一山超えればいいという所まで来ております。