個人的出来事 第32話        2006年2月19日 記ああ

オーロラを求めてーその10−

アラスカ9日目


2月19日はフェアバンクスからアンカレッジへの移動日。
マッキンリーの山の見える側で翼にかからない席に2日前に変更しておいたので、期待通り、雲の上にあたまを少し覗かせているマッキンリーの山を見ることが出来た。


アンカレッジに近づくにつれ、雲ははれ、美しい風景が広がった。


ホテルの窓から、ビル越しにみえる雪の連山に感動した。


私達2人は、この雪の連峰を最もよく眺望できるビュー・ポイントをさがすことにした。
タクシーの運転手に聞いたところ、とっておきのポイントがあるが、そのラウンド・トリップは約2時間半かかり、250ドルほどお金がかかるとのこと。もちろん、Go ! である。お金は、必要な時に使うためにあり、大事な時にお金を惜しむか惜しまないかで、人生の深さが大きく変わる事がある。私はお金を稼ぐことは苦手で、準公務員のため収入はたいしたことはないのだが、少ないお金を大事なことに思い切って使う才能は自慢してよく、それが私の人生を豊かにしてくれてきたように思えてならない。
さて、今回の大投資も、結果的には、“大正解のつきあたり”であった!
すばらしい写真が約100枚ほど撮れたが、ここでは、そのうち、1枚だけ“鼻をぴくつかせながら”お見せしよう!

ここ数日異常に気温が上がり、凍っていたフィヨルドの入り江の氷がとけてしまっていたが、そのお陰で、山が海面に写っていた。まるで、鏡に映ったように!


この豪華な貸切観光の後、運転手さんに頼んで、アンカレッジで一番大きな本屋さんに降ろしてもらった。いい本を幾つか見つけることが出来たが、静かな雰囲気に、アンカレッジらしさを感じた。


日本の漫画文化もアンカレッジにまで進出していた!
手前の棚が「TOKYOPOP」でその奥に見える棚の緑のタイトルは「Manga」であった!


夕食は、P&Aの方の薦めてくれた“サケを最もおいしく食べさせてくれる”という「熊五郎」という日本料理店に行った。
サケの刺身と照り焼きをたのんだが、刺身のうまさは「私の生涯で最もおいしいサケの味」であった。
もちろん、もう一皿注文した。




今日も、また、いい一日であった。
ああ