個人的出来事 第29話 2006年2月17日 記
オーロラを求めてーその7−
アラスカ6日目
2月16日の午前中は私達2人は犬ぞりを楽しんだ。
女性のマッシャーは慣れた手つきで飼っている50匹の犬のなかから一頭一頭選んで連れてきては紐に繋いでいった。
犬達は走りたいので、自分を選んでほしいと訴えて、吠えながらアッピールしていた。
10頭の犬が選ばれ、選ばれなかった犬達が一斉に“クーン”という悲しみの声をあげるのを後ろに、私達はそりに乗り出発した。
下の写真は、動くソリから私が写したもので、私の靴と家内の靴も写っている。
晴天の雪の平原を駆け巡り、“超”爽快な30分のトリップであった。
夜は、昨日もお邪魔した熊谷夫妻のロッジに向かった。
満天の星を見て、今日は撮影する日と決め、私だけは部屋に入らず最初から撮影ベランダでオーロラを待った。
毎日50分前後月の出は遅くなるので、カメラをセットし終わった時(午後11時頃)、下の写真の様に月はまだ顔を出したばかりで、とても低い位置にあり、その為、星ははっきり見え、オーロラ観測にも絶好のコンディションであった。
ほどなくしてオーロラは現れた。
前景のspruce tree(ハリモミ、エゾマツ)がオーロラ撮影に最適の情景を提供してくれている。
熊谷氏が、オーロラをバックに私達2人の記念撮影をしてくださった。
(本日ホテルに届けてくださったので、私はそれを私のデジカメで撮って、下にアップすることができた次第である。)
その後、熊谷御夫妻との楽しい語らいの後、定刻の午前2時にロッジを後にした。