私のゴルフの歩み

199411月発行の教室の年報の教授室だよりーゴルフ雑話ーより抜粋転載)

 この機会に私のゴルフ歴を披露したいと思います。私がはじめてゴルフを手にしたのは、21年前に南九州病院に出張した時でした。そこで、同じ職場で、昔からの親しい友人の瀬戸上健二郎先生にゴルフをイロハから教わり、近くの練習場で「月間最多練習者賞」を取ったりしながら、2ヶ月に1回程のラウンドを楽しんだのでした。しかし、1年後に医局に帰ってから、仕事に没頭し、ゴルフのことは忘れ去っていました。再びゴルフクラブを手にしたのが、メイヨークリニックに留学の時。「人の3倍仕事をし、人の2倍アメリカンライフを家族で楽しむ」というモットーの一環として、ゴルフにも暇をぬって頑張ったのでした。3年目の夏至の日に、1日で何ホール回れるかにチャレンジして105ホール回ったのもこの時です。しかし、28ヶ月の留学から医局に帰った途端に、再び仕事に熱中してしまって、またもやゴルフのことを忘れ去ってしまっていました。再びゴルフを8年ぶりに想い出さしてくれたのは、私が教授に就任した直後の第三内科開講記念講演会の翌日の昭和621115日に霧島で行われた三内科開講記念コンペ(次年度より納杯と呼ばれて今日まで続いている)でした。この時は、井形先生も参加され、私と井形先生だけはハーフだけ回って飛行機で東京へ行かねばなりませんでしたが、とにかくスコアは相当悪かったことを記憶しています。また、教授会のゴルフコンペが年に2回あり、これにも、おつき合いで恥をかきかき参加したのでした。そのうち、徐々に恥をかく度合も少なくなり、また、何とかもう少し上手になりたいと思ううち、3年程前から暇をみて熱中する様になり、以後の経過は冒頭にのべた様な次第です。

 私は、ゴルフをやってよかったと思っています。他にないような人間関係の場がそこにありますし、健康にもよく、何より定年後も含めて一生楽しんでゆけることがいいと思います。ただ、熱心になりすぎると仕事に影響がでることもあり、適度に、ほどほどに、が大切だとやっと最近気がついたという次第です。この様にリラックスした気持ちだと、練習しなくても、かえっていいスコアが出るかもしれないと思ったりもしている今日この頃です。(1994年10月記)