戸隠の春
山に囲まれ今だに自然がたくさん残るこの地にも遅い春がきた。
植物はこのときを待っていたかのように鮮やかな色で咲き誇る。
風が吹かない湖面は鏡のようであった。
淡い緑や菜の花に春を感じる。
湖のほとりには満開の桜があった。
湖面の緑が花の色を引き立てる。
雨があがったばかりだったので山の斜面には雲が
かかっていた。
湧き上がる雲に力強さを感じる。
よく見ると湖面はさまざまな表情を見せていた。
水芭蕉の大群落があった。
真っ盛りの姿には何の説明もいらない。
戸隠は神話の舞台にもなったところである。
鏡池に写る岩山の姿は神々しい。
木々が芽吹き始め、山は活気付いてきた。
山にかかる雲もさまざまな表情を見せる。
しかし、質感を損なわないように撮影するのは難しい。
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