私のカメラ
れんぞうが撮影に使用する機材。
向かって左がニコン、右がキャノンの機材です。
3台になった一眼デジカメ。
特集1 Canon EOS 5D
フルサイズCMOSを搭載した高性能一眼デジタルカメラCanon EOS 5Dが届いた。
フルサイズCMOSとは?
35mmフィルムと同じ大きさの撮像素子のこと。
これまでほとんどの一眼デジカメの撮像素子は35mmフィルムより小型のAPSサイズだった。
これは、製造コストや品質管理の面からこのようになっていて、35mmレンズの焦点距離が
1.5〜1.6倍になってしまう欠点があった。 それを解決するため各社から一眼デジカメ専用
超広角レンズが発売されてきたが、経験が長いカメラマンにとっては焦点距離の勘が変わって
いざというときにとまどうことも多かった。
この5Dは35mmフィルムと同じ大きさの撮像素子を持っていてこれまでのフィルムカメラで
培った焦点距離の勘を生かして撮影することができる。
CanonではEOS1DsMARKUがフルサイズCMOSを搭載していたが完全なプロ用機で
価格的にも簡単に手が届くものではなかったが、撮像素子の製造工程を見直し
大幅なコストダウンに成功したことから一般的に手が届く価格での発売になった。
しかし、5Dの特徴はそれだけではなく、ピクチャースタイルという機能を持っていて
シチュエーションによってフィルムを使い分けていた感覚で画像特性を設定することができる。
さらにカメラダイレクト機能をを使えばパソコンが無くても写真をプリントすることができ
高性能デジカメでありながら操作はむしろフィルムカメラに近いものになっている。
こんな箱に入っていた。
以前買った10Dに比べてやや大きいようだ。
右が10Dで左が5Dだ。
10Dと比較すると上面左のモードダイヤルと背面の大型のディスプレイが
大きい違いだ。
操作系に大きい違いはなくこれまでCanonの一眼デジカメに慣れていれば
とまどうことはないようだ。
バッテリーグリップを付けて24-70 1:2.8レンズを付けた堂々のフォルム。
特集2 ライカ0型
開発当初の写真は大判の乾板による撮影が主流であったがライツ社(当時)の技術者
オスカー バルナックはカメラの小型化を図るため映画用のフィルムを写真カメラに使う
ことを考え試作したのが1913年であった。 しかし翌年第一次世界大戦が勃発しこの
斬新なアイディアのカメラの開発は先送りされることになる。 1923年この小型カメラは
開発に成功し翌年にかけて31台が製造された。 これは現在のカメラのほぼ原型にあ
たるものでシャッター速度の切り替えやフィルムカウンターなど同じような機能を備えて
いる。 復刻に当たっては当時の材質を可能な限り再現しほぼ完全に再現されている。
このライカ0型をよく見てみよう。
速写ケースに入った0型。
本皮製でいい手触りだ。
速写ケースから出すとこんな姿。
なぜレンズキャップにひもが付いているのか。
失くさないためでもあるだろうが、フィルム巻上げのとき
シャッター幕が開いたままチャージされるのでこれが無いと
フィルムが感光してしまうので必ずキャップをしなければ
ならないためである。
沈胴式レンズを引き出しファインダーを立てたところ。
操作部を上から見たところ。
左からシャッター速度切り替えダイアル、中上フィルム巻上げ切り替えレバー
中下シャッターボタン、右フィルム巻上げダイアル。
これらの操作も現在のカメラの元となったものだが、
操作には慣れが必要だ。
ファインダーを覗くとこのようになる。 目とファインダーの
間は約30cmになるように構える。
こんなもので、構図が作れるのかという気もするがこれでも
かなりのものである。 もっともファインダーを辞書で引くと見当器
とあるので見当がつけばファインダーを名乗ってもよいのだろう。
裏蓋を開けるとこのようになっている。
フィルムは向かって右から下を通って左に巻かれていく。
フィルムを装填するにはかなりの慣れが必要。
特集3 Nikon AF-S 12-24 F4G
先に紹介したNikonD100はこれまでのフィルムカメラと同じレンズを使うことができるが
撮像素子が35mmフィルムより小さいため、焦点距離が1.6倍になってしまい、望遠側には
有利であるが広角側では従来のレンズでは標準レンズ並みの焦点距離になってしまう欠点があった。
そこで、一眼デジカメが登場するようになってから各社から、これまで考えられなかった
超広角ズームが発売されるようになってきた。
このレンズはNikonのデジタル専用第一号となったもので35mm換算18-36mmとして
使えるレンズだ。
デジタル専用とデジタル対応とはどこが違うのか。
デジタル専用は、APS-Cサイズ撮像素子を持った一眼デジカメ専用に設計されたレンズで
デジタルに最適化された光学系を持ち、しかもイメージサークルを小さく設計れているので
小型化されているのが特徴だ。 このレンズはフィルムカメラに取り付けることはできるが四隅が
ケラレルため撮影することはできない。 一方デジタル対応レンズはデジタルに最適化
された光学系を持っているがフィルムカメラでも使うことができるレンズだ。
デジタル対応レンズが多く出回ってきた今、専用レンズを選ぶのはある意味勇気が
いることである。 このレンズを選ぶ際に比較の対象となるのはシグマの12-24だろう。
正札170000円でデジタル専用と、半額でフィルムにも使えるかは大いに悩むところだった。
しかし、これまでNikonレンズを使ってきてキレの良い描写とマニュアルでの操作感などを
考え、専用レンズを選ぶことにした。
全体的にスマートな作りになっている。 前玉も平面的で一見すると
超広角レンズには見えない。
またNikonレンズの特徴であった絞りリングは省略されている。
現在Nikonには絞りリングを必要とするデジカメは存在しない。
右の写真はD100に取り付けたところ。
ボディの大きさとベストマッチングだ。
D100に取り付けて撮影してみた。 (露出補正なし)
右の窓のところでハレーションを起こしているがこれだけ明暗差があれば
仕方がないことだ。 全体的は適正露出で写っている。
特集4 Nikon AF-S NIKKOR 18-200mm 1:3.5-5.6G ED VR
二本目のNikon純正デジタル専用レンズを購入した。
特集3で紹介した12-24との2本で35mm換算18〜300mmをカバーすることができ
通常の撮影には対応することができる。
右が今回の18-200で左が12-24だ。
一見するとほとんど同じ大きさだが18-200はかなりボリュームがある。
またこのレンズは手ぶれ補正機能があるので、暗い場所や三脚が立てられない
場所での撮影に威力を発揮すると思われるのでテストしてみた。
Nikon D100に取り付けたところだが程よい大きさでホールド感もよい。
花形フードが付属でフィルター径は72mmだ。
リングは手前がピントで先端がズームとなっているが、つい手前のリングを回して
ズームをしようとしてしまう。 リングのタッチはスムーズで程よいトルク感だ。
200mm域では鏡胴がこのように伸びる。 ズームリングにトルクの変化はなく快適だ。
早速、夜の中部国際空港で試し撮りをしてきた。
写真をクリックすると大きい写真を見られます。
1/15程度のシャッター速度までは手ぶれすることなく撮影することができた。
特集5 Tamron AF 18-200 1:3.5-6.3 XR DiU
(Canon mount)
高倍率ズームの先駆者Tamronから発売されたデジタル専用高倍率ズームだ。
35mmカメラ換算28-300mm相当のレンズで風景から一般的な撮影に広く使うことができる。
デジタル専用とすることで小型化することができ光学系も最適化されクリアーな画像を
期待できる。 どんなレンズなのか見てみよう。
EOS10Dに取り付けたTamron 18-200 花形フードが付属でフィルター径は62mmだ。
Nikonに比べAF-SやVRがない分スリムだ。
手前がズームで先端がピントリングだ。 ズームリングには細かい溝が切られ
滑りにくくなっている。 200mmまで伸ばす右のようになる。
ズームリングの動きはスムーズでトルクの変化もない。
マニュアルでのピント合わせはリングの動きが軽いので慣れないとうまくいかない。
レンズ左肩にはAF-MF切り替えスイッチがあり、右肩にはズームロックがある。
不用意に動かないようにある程度の硬さがある。
持ち歩くときはロックしておくとズームが自然に伸びて先端をぶつけるという事故を
防ぐことができる。 カメラバッグに入れるときもロックしたほうがよい。
撮影した写真は写真の部屋の「大雪が晴れた」でご覧下さい。
これ一本でかなりの撮影に対応できます。
特集6 SIGMA 50mm 1:2.8 EX DG MACRO
標準価格が37000円という奉仕価格のマクロレンズだ。
EXの名が示すように高級仕様のレンズで、最近、光学系を一新して
デジタル対応として生まれ変わった。
見た目はあまり高級な感じはしないが安価なボディに一ランク上の光学系を
詰め込んだと思える写りが魅力でEXの名に恥じない内容を持っている。
では、このプライスバリュー抜群のレンズをよく見てみよう。
左が外観でメリック調の塗装が施してある。 先端の金のリングがEXの証だ。
右の写真はピントリングを繰り出したところで、
鏡胴には撮影倍率を示す目盛りが記してある。
プラスチック製のネジ式フードが付属している。 レンズ本体にPLフィルターを
取り付けた場合でもその先にフードを取り付け回転することができるので便利だ。
フード先端にもネジが切ってあるのでここにフィルターを取り付けることも可能だ。
レンズ側面にはピントのリミットスイッチとAF-MF切り替えスイッチがある。
適度な硬さがあり操作性もよく不用意に動くこともない。
作例
このレンズをCanon EOS10Dに取り付けて撮影してみた。
ボディに対する大きさも程よくピントリングの位置もちょうどよい。
ただリングをまわすトルクはやや軽すぎる感じがする。
日陰の花と日が当たっている置物とヘッドライトを写してみた。
絞りが開放では被写界深度が浅くピント合わせは慎重にしなければならない。
ヘッドライトは絞りを22にしてみたがシャープな金属の質感がよく出ている。
マクロ撮影からスナップ、ポートレート撮影まで広く使えるレンズで
この値段でこの写りなら買っても損はない。
現有機材一覧
レンズ
カテゴリー | メーカー分類 | スペック |
レンズ Nikon用 |
Nikon オートフォーカス |
Ai AF Fisheye Nikkor 16mm F2.8D |
Ai AF Nikkor 24mm F2.8D | ||
Ai AF Nikkor 28mm F1.4D | ||
Ai AF Nikkor 50mm F1.4D | ||
Ai AF Nikkor 85mm F1.4D | ||
Ai AF Nikkor 60mm F2.8D Macro | ||
Ai AF Zoom Nikkor 35-70 F2.8D | ||
Ai AF Zoom Nikkor 75-240mm F4-5.6D | ||
Ai AF Zoom Nikkor ED 80-200 F2.8D | ||
AF-S 12-24 F4G ED DX | ||
AF-S 18-200 F3.5-5.6G ED DX VR | ||
AF-S VR Nikkor 70-300 F4.5-5.6G (IF) | ||
Ai AF Nikkor ED 18-35 F3.5-4.5D (IF) | ||
Nikon マニュアルフォーカス |
Ai Nikkor 35mm F1.4S | |
Ai Nikkor 50mm F1.4S | ||
Ai Nikkor 85mm F1.4S | ||
Ai Nikkor 135mm F2.8S | ||
Ai PC Nikkor 85mm F2.8D | ||
Reflex Nikkor 500mm F8 | ||
50mm F1.4 | ||
50mm F1.8 | ||
TAMRON オートフォーカス |
SP AF 20-40mm F/2.7-3.5 Aspherical | |
AF 28-200mm F/3.8-5.6 XR | ||
AF 28-300mm F/3.8-6.3LD | ||
SP AF 24-135mm F/3.5-5.6 Aspherical | ||
SP AF90mmF/2.8 MACRO | ||
SIGMA オートフォーカス |
20mm F:1.8 DG RF Aspherical EX | |
コシナ Nikon Sマウント用 |
SC-SKOPAR 21mm F4 | |
SC-SKOPAR 24mm F4 | ||
SC-SKOPAR 35mm F2.5 | ||
ケンコー Nikon Fマウント用 |
AF テレプラス 2倍 | |
オート接写リングセット | ||
レンズ Canon用 |
Canon オートフォーカス |
EF17-35mm F2.8L USM |
EF24-70mm F2.8L USM | ||
EF70-200mm F2.8L IS USM | ||
EF100-400mmF4.5-5.6L IS USM | ||
EF400mm F5.6L USM | ||
エクステンダー ×2 | ||
TAMRON オートフォーカス |
AF 28-200mmF3.8-5.6 Super2MACRO | |
AF28-300mmF3.5-6.3 XR Super Zoom | ||
AF18-200mmF3.5-5.6 XR DiU | ||
AF90mmF2.8 macro Di SP | ||
AF180mmF3.5 macro Di SP | ||
SIGMA オートフォーカス |
15-30mm F3.5-4.5EX DG ASPHERICAL | |
50mm 1:2.8 DG MACRO | ||
レンズ pentax用 |
PENTAX オートフォーカス |
AF ZOOM 35mmF4-80mmF5.6 |
レンズ mamiya用 |
mamiya マニュアルフォーカス |
マミヤセコール C 80mm F2.8 N |
カメラ
メ−カー | 分類 | 型名 | 備考 |
ニコン | 一眼レフオートフォーカス | F5 | 常用 |
F100 | 予備 | ||
F80S | 常用 | ||
一眼レフ デジカメ | D100 | 常用 | |
D300 | 常用 | ||
一眼レフ マニュアルフォーカス |
F3HP | 2台、常用、予備 | |
NewFM2 | 予備 | ||
レンジファインダー | S3 2000 | 蒐集 | |
S4 | 蒐集 | ||
コンパクトデジカメ | L12 | 常用 | |
S70 | 常用 | ||
キャノン | 一眼レフオートフォーカス | EOS-1N | 常用 |
一眼レフ デジカメ | EOS 5D | 常用 | |
一眼レフ デジカメ | EOS 10D | 常用 | |
コンパクトカメラ | IXY | 蒐集 | |
コンパクトデジカメ | A710 is | 常用 | |
ペンタクッス | 一眼レフオートフォーカス | MZ-7 | 常用 |
マミヤ | 一眼レフ マニュアルフォーカス |
mamiya645PRO TL | 中判645常用 |
1000s | 蒐集 | ||
フォクトレンダー | レンジファインダー | BESSA-T | 蒐集 |
ライカ | クラシックカメラ | 0型 | 蒐集 |
ミノルタ | ビューファインダー | TC-1 | 常用 |
フジ | APSコンパクト | EPION 1000MRC | 常用 |
EPION Cardman | 蒐集 | ||
コンパクトデジカメ | FinePix1400Zoom | 常用 | |
Panasonic | コンパクトデジカメ | Lumix DMC-F7 | 常用 |
GITZO | G026 | アルミ4段 | 自由雲台アルミ G1175 自由雲台マグネシウム G1275M G1375M 3ウエー雲台アルミ G1171 3ウエー雲台マグネシウムG1371M G1571M 平型3ウエー雲台アルミ G1370 |
G1228 | カーボン4段 | ||
G1329 | カーボン3段 | ||
G1341B | アルミ2段ローアングル | ||
G1412 | アルミ3段 | ||
SLIK | snapman | アルミ軽量 | 自由雲台付き |
MAMIYA | T-Varsion | カーボン3段 | 田中達也監修風景写真用 HUSKY雲台 |
Velbon | Mark−7D | アルミ3段 |