第一弾 HONDA  C100  60YearMODEL  2003/11
     
ゴミ捨て場から拾われてきて、皆に見られ照れくさそうなC100 『でへへ!』
とそれを見て、かなり嬉しそうな僕 『でへへ〜』
   これは熊本の知り合いから、頂いた時の状態。
 結構ぼろぼろ!しかしなんといってもC100の吊りカブだ〜
 なんと、ゴミ捨て場に捨ててあったのだ。
 よくぞ捨ててくれました。そしてよくぞスクラップになる前に
 拾ってくれました。  当時は地域のゴミ捨て場があって、
 知り合いの方はよくゴミ捨て場に行って、何か良い出物は
 ないかと、よく行っておられたんですね。
 たまたま出くわしたんでしょうけど、よくあったな〜^^
 なんか運命を感じちゃいますね。
 C100の状態は欠品もほとんどなかったけど、レッグシールド
 やF・フェンダーは使えましぇ〜ん。 パリパリ状態です。

 前のオーナーはプラスチックの割れを、釣り糸などで縫
 って補修してまして、昔の方の物を大事にする姿勢に
 感動!ぜひ見習いたいですね〜
 でも、このぼろぼろながら、いい味出てるC100ですね〜
 このままもいいんですが、ここはいっちょレストアという事で。
 これは前からの写真。右も左もレッグシールドはバリバリ。
 ここまで使ってくれれば、このレッグシールドも
 嬉しいよな〜

 隣のはピノキオテールのC100で日常の足でもある。
 調子もまあまあ。

  
 エンジンは見てのとおり、ほこりコーティング状態 (笑)
 でも、以外にそれが良かったのか、ごしごし洗車すると
 結構きれいになった。

 エンジンは2つ星と呼ばれてる型で、シリンダー部分
 をフレームから吊ってあるので、吊りカブとも呼ばれてる。
 このエンジンは、途中で焼きつきでもしたのか、シリンダー
 は交換されてたみたいで、シリンダーの所にボルト穴が
 なくて、いわゆる吊り状態ではなくなっていた(泣)

 エンジンをばらしていくと、これがまたおもしろい。
 1個、1個のパーツが丁寧に作られていて、素材もいいし
 重量感もある。

 このエンジンは2つ星の中でも初期の物らしく、後に部
 品取用に購入した2つ星エンジンは後期の物だったので
 全くといっていいほど共通する物がなかった。
 この写真で見ると、マフラーのステーが付いてるから、
 途中で交換してるみたい。

 初期のマフラーは、ステーがなくて、よくマフラーが落ち
 てたらしい。近所のおじちゃんもそう言ってた。
 『このマフラーは、よ〜落ちてから、音のバリバリ
 いいよったもんな〜』 だって。

 レッグシールドは、6点穴の貴重な物だが、さすがに割
 れがひどくて使える状態ではなかったが、大切に保管
 させていただきます。

 キックのところからレッグシールドの留めてるボルトまで
 スプリングが取り付けてあるが、これはクランクケースの中
 のキックリターンスプリングが折れてて、戻らなくなってしま
 ったための処置。 いい感じです。
 これは、ジェネレーター側!

 エンジンのフレームマウント部分にラバーが入ってるのも
 初期型の特徴。

 点火系では、このバイクにはイグニッションコイルがなく、
 というかダイレクトにフライホイールの中に納まっている。

 フロントスプロケットもセンターでボルト締めになってる。

 エンジンは丁寧にばらして、磨き、フレーム達はペイント。
 メッキパーツ達だけは、専門の方におまかせしました。
仕上がったエンジン ペイントが終わったフレーム達。
これから楽しい組み立て♪
   
じゃじゃ〜ん! 仕上がったC100
 トルクロッド付きのF・サス。今のカブはブレーキを掛けると
 フロントが持ち上がるけどこれは持ち上がる事はない。
 全部内張りのスポークは見た目も美しいが、
 こすれて折れやすくなる事もあり、現在は内と外の
 互い違いになっている。
 クラッチの調整のネジが2つあり、いわゆる2つ星
 エンジンと言われる様になった。 調整の仕方は
 2つのボルトを少し緩めて真ん中のマイナスネジを
 左右に動かして調整です。
これはキャブレター。
OPENとCLOSEしかなく、リザーブがない。
 オドメーターの文字が小さいのも初期型の特徴。
 スタンドを立てる時に便利なハンドルグリップ。
 初期以降はリアキャリアのとこに付く。
 別体式のメーターギア。
 初期以降はブレーキパネルの中に入る。
 ホーンカバーは鋳造品、うつくし〜  ニュートラルランプは赤でメッキのリングが付く
 ゴージャス版。
   
 ハンドルスイッチのノブが青色なのも初期型の特徴。
 昔はやっていた、グリップカバーをおしゃれで付けてみた。
 テールランプは鷲鼻と言われてるタイプで
 ブレーキランプの設定はない。
     
 うちのカブのコーナーの一部^^  流木の棚にのってるのは、素焼き粘土で作った
 C100カブ! なぜかダブルシートが付いている。
 その後、キックのリターンスプリングを手に入れたので、
  取り付けることにした。
 吊りカブのリターンスプリングはゼンマイみたいな
 のが付いている。 これ以降は現行に近い丸型の
 スプリングになっている事からも、この平型のゼンマイ
 スプリングは強度は低いんだろう。