_______ 店主のひとり言!_______


昭和33年(1958年)

   『巨人・大鵬・玉子焼き』なんていう言葉が当時はあった。当時の子供達が大好き
  な物だったみたいだ。 僕は玉子焼きはこの年になった今でも大好きですけどね^^
  この言葉の幕開け的な年が昭和33年頃ではないだろうかと思う。
  あの長嶋茂雄が金田から4三振で鮮烈なデビューしたのがこの年で、その翌年には
  世界の王さんがデビューする。 まさに巨人黄金時代の幕開けだ。
        

  食べ物では『チキンラーメン』が発売されて、聖徳太子の一万円札も鮮烈デビューする。
  一般のサラリーマンでも買えるようにと富士重工業からスバル360が発売された。
  マイカーブームの先駆け的な車であったが、40万ちょっとする価格には当時の月給が
  2万くらいのサラリーマンには、まだまだ高級な存在だったんでしょうね。
     

  そんな中、我等がHONDAの『スーパーカブ』も発売された年もこの昭和33年ですね。
  こちらは当時の価格が5万円弱で発売でしたから、今でいうと40〜50万ってところでしょ
  うか。 一般的な家だとなんとか買える価格だったのでしょう。
  本田宗一郎と藤沢武夫によって生み出されたスーパーバイクは45年経った今も売れ続
  けているんですから凄い事ですね。 そう考えてみるとチキンラーメンも今も現役で売れ
  ているのですから、これも凄いな。
                          
  鉄腕アトム・鉄人28号・力道山・月光仮面などがテレビのスターで活躍し、テレビ・冷蔵庫
  ・洗濯機・自動車・バイクなどなど次々に新しいのが出てどの企業もしのぎを削って開発
  してた時代ですね。この当時の企業の開発競争は今より目まぐるしい感じがします。

  でもこの当時の作品っていうのは、皆一生懸命に開発して良い物を作っている物が多く
  デザインやセンスは大好きですね。 特に当時のパッケージや広告などの色使いとかは
  たまらないものがあります。

  この時代、僕はまだ生まれてもいませんでしたが、セピア色がとっても似合う古き良き時代
  であったんではないのかと思います。
  タイムマシンがあれば、覗いてみたい時代の一つですね。