野沢菜の秘密!


   ■野沢菜のルーツは…

   野沢菜そのもののルーツは天王寺かぶらといわれています。
   天王寺とは、大阪の地名で、あの有名な四天王寺のある
   界隈でJRや近鉄のターミナル駅もあります。
   (関西人にとっては結構ポピュラーな地名ですが…)
 
   この天王寺かぶら、この天王寺界隈(当時の天王寺村)で
   江戸時代初期から明治時代後期まで約300年、干し蕪や漬物
   して、全国に出荷されていました。
 
   ところが明治36年頃にズイムシという害虫の発生で衰退し、
   ほとんど見られなくなりました。
 
   (最近、大阪でも特産物を開発しようという動きがあり、
    天王寺かぶらの種子が復活し、栽培する農家も増えてきています。)

 
   ■野沢菜誕生秘話
 
   信州、野沢村にある曹洞宗の寺 健命寺の18代目住職、晃天園瑞さんが
   宝暦6年(1756年)にはるばる京都の寺院に修行に来ていました。
 
   その時に、この天王寺かぶらの漬物を食べる機会があり、その味に感銘して
   天王寺かぶらの種を持ちかえったことに端を発しています。
 
   ところが、持ちかえって栽培してみると、気候・風土が違うせいか、葉ばかり
   育って、肝心のかぶらは大きく生育しなかったそうです。
 
   でも失敗は成功の母、立派に育った葉を漬物にするとおいしい漬物ができた。
 
   これが野沢菜の誕生秘話なのです。
 
   ■野沢菜の健康パワー
 
      ☆野沢菜漬は健康に役立つ発酵食品
 
    野沢菜は漬けこみの過程で乳酸発酵させます。
    その際、GABA(ガンマーアミノ酪酸)が生成されます。
    
    このGABA(ガンマーアミノ酪酸)は今、話題の発芽玄米に
    含まれていることで有名ですが、この野沢菜にもあるのです。
 
    GABA(ガンマーアミノ酪酸)の健康パワーは
    ●血圧を下げる
    ●動脈硬化を抑制する。
    ●脳への血行を高め、脳への酵素供給を増加させる。
    ●脳細胞の代謝を活発にする。
 
   ☆野沢菜漬はビタミンCの宝庫
 
    野沢菜漬にはきゅうり漬の5倍、なす漬の10倍の
    ビタミンCが含まれています。
 
    ビタミンCは発ガン物質を抑制する効果があると
    言われています。
 
  おいしい野沢菜を食べて、健康で快適な生活を送りたいですね!  
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