●隊長のちょっと気になる話 どうなる新潟こしひかり! 『新潟コシヒカリ、品種変更したのに表示そのまま』 これは5月15日付 朝日新聞朝刊のトップに掲載された 見出しです。 http://www.asahi.com/life/update/0515/002.html 記事の内容をそのまま引用しますと… 「米の王者」新潟コシヒカリにちょっとした「銘柄騒動」が起きている。 昨年産米から、新潟県とJAが産地偽装の防止などを目的に県内の コシヒカリを一斉に新品種に切り替えたが、品種変更を知らない消費者から 「味が違う」との声が出始めたからだ。 品種の切り替えには、消費者の試食も重ね、農水省から同じブランド名で売る お墨付きも得ているが、一部の農家や業者の中には、消費者の声を意識して 従来品種を流通させる動きも出ている。 以上が記事の内容ですが、新品種の開発の意図はイモチ病に強い品種を 新潟県がつくり、その品種の種モミの販売を県内に限定管理することにより、 他県産米コシヒカリがブランド米である新潟産、魚沼産コシヒカリと名乗る ことをDNA鑑定して、対抗しようとするものがあります。 この記事を見て、まず感じることは消費者の意見が反映されていないことです。 確かに、コシヒカリは病害に弱く、生産者の負担を軽減することや産地偽装の 防止は必要なことだと思います。 それにしても大事なのは、そのコメを購入する消費者の満足度やコメに対する 信頼だと思います。 改良品種で味わいも変わるものであれば、しっかり理由を説明して、消費者に 納得してもらう必要性はあると思います。 昨今、表示に対する信頼が揺らぐ事例が多く、農水省もよく消費者に誤認を 与えないようにと現場を指導している内容といささか食い違いが生じている ように感じられます。 ここは、農水省や新潟県に消費者が十分納得する形での対応をお願いしたい ものです。 |
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