今回は西條梨園さんのホームページを参考に
   梨の栄養について紹介させていただきます。
 
   ■水分補給に最適!
 
    梨の成分の88%は水分です。
    また、同時に体内から水分が奪われると、
    血液中の塩分つまりナトリウム濃度が上がります。
 
    血液中のナトリウム濃度が上がると、
    細胞内のカリウムとバランスをとるため、血漿量が増加し、
    高血圧になったり、心筋の働きが鈍り、不整脈や心不全を
    引き起こしやすくなります。
 
    また、全身の筋肉にも脱力感が生まれ、無気力、食欲不振、
    夏バテなどになりやすくなります。
 
    梨に多く含まれるカリウムには、このナトリウムを体外に
    排出し、調整してくれる役割があります。
 
    こういった意味で、梨は水分補給に最適な果物といえます。
 
   ■即効性のあるエネルギー補給
    
    梨1個(約250g)には炭水化物が24.1gも含まれています。
    この炭水化物の成分は果糖(フラクトース)です。
    
    果糖は即効性のあるエネルギー源になります。
    また、消化吸収が早いので急いで、エネルギーの補給を
    したいときに効果的です。
 
    運動中は脂肪を効率よく燃やしグリコーゲンの消費を抑えます。
    そのスタミナを持続させる効果が大きく、スポーツ時の
    エネルギー補給にうってつけです。
 
   ■今、注目の食物繊維がたっぷり!
 
     梨には、水溶性の食物繊維であるペクチンが含まれています。
 
     水溶性の食物繊維(ペクチン)には
     コレステロールを排泄して、動脈硬化を予防する効果があります。

     ペクチンの重要な働きは、胆汁酸を吸着して排出することで、
     胆汁酸は肝臓でコレステロールを原料として作られるので、
     結果的にコレステロールの低減に役立ちます。

     このため動脈硬化や、脂肪肝、脳梗塞、心筋梗塞などを予防する
     効果があります。
 
     またナトリウムを排泄する働きもあり、高血圧の予防にも有効です。

     もうひとつの働きに血糖値の急激な上昇を抑え、糖尿病を予防する
     効果があります。
 
     水溶性の食物繊維は粘度が高いので、いっしょに食べた他の食べ物と
     混ざり合い、ゼリー状になって小腸までゆっくり進みます。
 
     栄養素の消化が妨げられることから栄養素の吸収に時間がかかり、
     そのため血糖値がゆっくり上昇します。
      
     血糖値が急激に上がらなければ、それを抑えるインスリンをすい臓は
     大量に分泌する必要なくなるので、膵臓は疲れることもなく、
     いつも元気に働きます。
 
     こうしてみると、水分だけと思っていた梨にも意外な効能が
     あることが分かります。
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