■世界のハムあれこれ! 
 
  今回は世界のハムについて、簡単に紹介させていただきます。 
 
  ●ラックスシンケン(ドイツ)
   豚ロース肉を使い、塩水に漬け込み、糸巻きをして形を整え、
   十分に乾燥し、燻製したハムです。
   『ラックス』とはドイツ語で鮭の意味、
   鮭のように鮮やかな赤色の 生ハムという意味です。
 
  ●プロシュートハム(イタリア)
   イタリアの生ハムで、特にイタリア パルマ地方のパルマハムが有名。
   豚の骨付きもも肉を使い、 塩漬け後、長期間の乾燥・熟成のみで仕上げ。
   乾燥を防ぐために、表面にラードのパテを塗っているのも特徴。
 
  ●ハモン・セラーノ(スペイン)
   白豚の脚の骨付きもも肉を使い、塩漬けした後、乾燥させて仕上げます。
   『ハモン・セラーノ』という名前はスペイン語で「山で作られる生ハム」という意味。
   冷たく乾いた空気が豊富な山岳地帯で自然乾燥させるので、独特の風味と
   奥深い味わいが出せるのです。    
 
  ●ヨークハム(イギリス)
   肉質の良いヨークシャー種の豚の骨付きもも肉を使い、約1ヶ月塩漬けした後、
   約2ヶ月の長期間、カシの木のチップでくん煙して仕上げています。
   カシの木の香りがしみ込んだ独特の風味が特徴です。
 
  ●ホートイ(中国)
   金華ハムは中国語で「金華火腿(ホートイ)」。
   浙江省金華地区で製造される生ハムで、イタリアのパルマハム、
   スペインのハモンセラーノと並ぶ、世界三大ハムのひとつ。
   豚のもも肉を塩漬けにした後、天日干しし、風通 しのよい熟成庫で仕上げ。
   どちらかと言えば、ゆでた後、スライスしたり、煮込んだり、炒めたり、出汁
   として使ったりと、いろいろな料理に使われます。
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