『紅茶で遊ぶ観る考える』
ISBN4−931246−06−0
堀江 敏樹著
南船北馬舎
定価:¥1,400ー(本体¥1,359ー)
今回、ご紹介したムジカのオーナー
堀江 敏樹さんの著書です。
ありふれた紅茶の解説本ではありません。
堀江さんがどう紅茶と関わってきたか、
紅茶に対しての思い、紅茶を通しての交遊録
缶入り茶ブームに対する警鐘など考えさせられながら
面白く読める本です。
ニュージーランドの紅茶事情はこの本を読まないと
なかなか分かりません。そこまで踏みこんでいる点も
一般の紅茶本とは違います。
シンガポールのホテルウーマンであったマリー・タンさん
ご夫妻との交流や土曜日の正午にシンガポールに飛んで
シンガポール・シンフォニー・オーケストラの演奏会を聞いて
日曜日に大阪に戻ってくるバイタリティーなど紅茶だけに
止まらない話題で飽きさせない面白さもあります。
私は堀江さんとはお話しさせていただきましたが
この本を読んでいて、堀江さんよりもムジカを支えているのは
奥さんかもしれないとふと、何となく思ってしまいました。
(本を読んでいてこんなことを感じるのははじめてです。
勝手に想像してしまって、堀江さん すみません)
それほど作者に惚れてしまう不思議な本です。
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