『家庭でできる食品添加物・農薬を落とす方法』
ISBN4−569−63750−7
増尾 清著
PHP研究所
定価:本体¥1,350ー(税別)
元東京都消費者センター試験研究室長
の増尾さんが53才でその職を辞して、
自宅に小さな試験室をつくり、調理士学校に
通って、調理の際の有害物質除去に取り組み
まとめた書です。この時点でもう脱帽のかぎりです。
最近、我々が口にする食品は農薬、抗生物質、
食品添加物、ダイオキシンなどに晒されています。
日本の昔からの調理の知恵がこれらの有害物質を
除去する方法に優れていることが理解できます。
つまり、調理の際の下ごしらえがこれらの除毒に
有効であることが分かります。
トマトの残留農薬は身の部分にはなく、皮の部分に
ついているので、『湯むき』は効果的です。
ほうれんそうの有機リン系の殺虫剤 フェニトロチオン
は75%除去できるなど、著者が実際に確認した
内容が書かれています。
表示から見た安全な食品の選び方など、消費者にとって
有益な情報が満載です。
家庭に1冊置いていただいてもきっと役に立つと思います。
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