ルナーク 1990年 タイトー

コンシューマ情報・・・メガドライブ版がタイトーから出ています。 メガドラマニアなら持ってるよね(たぶん)

ルナークは、ガンフロンティアやメタルブラック等と同じシステム基板”F2”上で稼動していたゲームでした。
F2基板は音源が非常に強力で、テーブルタイプゲームの音質向上に貢献し、私もよくヘッドホン持参でゲームセンターに通っていた事があります。
当時、タイトーはF2に力を入れていて、数多くのソフトが販売されました。
そんな中で、インパクトが強く、記憶に残っているのがルナークです。

ルナークは、前年登場した”ファイナルファイト(カプコン)”と同じシステムの作品で、敵を殴ったりする以外に、投げ飛ばしたり、武器を持って攻撃したりする横スクロール格闘アクションゲームです。
この時季、ファイナルファイトタイプのゲームは各社から色々登場、ルナーク以外にも、セガエンタープライゼスの”DDクルー”や、SNKの”バーニングファイト”等がそうでした。

さて、ルナークですが、ファイナルファイトタイプのゲームは数有れど、その中でも世界観や演出が妙ちくりんゲームで、このことに関しては”アンダーカバーコップス(アイレム)”と共にトップクラス。設定はマトモで、「アフリカを舞台に、密猟者から動物を救出する。」と言うものなのだが、演出が妙に豪快で、尚且つアメリカンライクな為、どうも変に見えてなりません。人間相手にロケットランチャー乱射とかは当たり前!デブ4兄弟や、ピエロと戦うし、ボーナスステージでは鶏の救出もします。

ルナークで忘れちゃ行けないのがゲーム中に登場するイベント!
ライオンがプレイヤーの代わりに敵を食い殺したり、大きな象が現れ、肉片を飛び散らせながら敵を踏み殺したり、鹿の大群が襲来し敵を蹴り殺す等、危険な動物たちによる残酷イベントは見ていてオカシイですよ。

ケーム的には厳しい部分があり、私もワンコインクリアー出来る様になるまでプレイしませんでしたが、あの変なイベントや、ルナーク特有の雰囲気は好きです。
だが、F2を使用していることもあり音楽に関しては気合が入っていて、映画音楽のような壮大さがあり、非常にクオリティーの高い物に仕上がってます。
また、よくしゃべるゲームで、これも映画のような感じに仕上がってます。
F2基板の性能を十分発揮している音楽は、機会が有ったら一度聞いてみてください。CDも発売されています。

左の写真はF2マザーボードです。これがゲームの台の中に入っていて、私たちを楽しませてくれていました。
とても出回ったシステム基板で、数々のマニアックな作品を提供していました。