河川のページ

このページは日本の河川、渓谷、峡谷に関する情報を編集するページです。
バスの窓から見える流れは、お客様の目を惹きまで惹き付けてしまう様です。



  河川 の 種類  

昭和 40 年 ( 1965 ) に 旧法を改正して 「 河川法 」 は制定されました。
この 「 河川法 」 が適用されるのは 一級河川 二級河川 に限られます。

< 一級河川 >
国土保全、国民経済に特に重要な水系
建設大臣指定した河川
道路でいえば 「 国道 」 の様なもので、が管理する河川。
二県以上にまたがって流れている河川が場合が多いのはこのため。

< 解説 >  「 河川法 」 には 細かい取り決めがあり、例えば 一級河川 の改良工事などの費用は、
建設大臣が施行する場合 = 3分の2 都道府県 3分の1 を負担。
都道府県知事が施行する場合 = 2分の1 都道府県 2分の1 を負担。

< 二級河川 >
公共の利害に重要な水系
都道府県知事 指定 した 河川
道路でいえば 「 県道 」 の様なもので、都道府県 が管理する河川。

< 準用河川 >
一級 二級河川 以外で 市町村長 指定 した河川
道路でいえば 「 市町村道 」 の様なもので、市町村 が管理する河川。

< 普通河川 >
一級 二級 準用河川 以外の全ての河川。


二級河川の無い県

埼玉県 ・ 栃木県 ・ 群馬県 ・ 長野県 ・ 岐阜県 ・ 山梨県 ・ 滋賀県 ・ 奈良県

 8 県 には 二級河川 が 「 一筋 」 も流れていない。
その理由は? この 8県 には 共通点 がある。バスガイドさんには 「 ピン 」 ときて欲しい。

例えば 「 滋賀県 」 の場合.......。
滋賀県の 河川 といっても意外と 「 ピン 」 と来ないかも知れないが、湖なら 「 ピン 」 と来るはず。
琵琶湖 には 約 500本 もの河川が流れ込むが、琵琶湖 から流れ出す 河川 はたった 1本 だけ。
それが 「 瀬田川 」 .......この 瀬田川 は滋賀県から京都府に流れ、名前を 「 宇治川 」 と変え、
更に大阪府に流れて 「 淀川 」 となり大阪湾に注ぐ。
3府県をまたいで流れているため、この河川の管理は国となり、「 一級河川 」 である。
滋賀県を流れる 約 500 本 の河川は、全てこの 「 瀬田川 」 ( = 宇治川 → 淀川 ) の水源なので、
滋賀県には 「 二級河川 」 が一本も無い。

それでは 「 他 7県 」 の場合.......。
理由は もっと 単純 !!
河川 は 海 に向かって流れる。しかしこの8県 ( = 滋賀県を含む ) には 海が無い。
だから、河川が海に注ぐ為には 他県 を通る。つまり二県以上を跨いで流れているので、その管理は 国 となり、
「 一級河川 」 となる。「 水系 」 で考えてね。


  長さランキング ベスト10  

                位  信濃川 ( 中部 )    367 km        6位  阿武隈川 ( 東北 )  239 km
                位  利根川 ( 関東 )    322 km        7位  最上川 ( 東北 )   229 km
                位  石狩川 ( 北海道 )  268 km        8位  木曽川 ( 中部 )   227 km
                位  天塩川 ( 北海道 )  256 km        9位  天竜川 ( 中部 )   213 km
                位  北上川 ( 東北 )    249 km       10位  阿賀野川 ( 東北 )  210 km


  流域面積ランキング ベスト10  

              位  利根川 ( 関東 )    16840 ku        6位  十勝川 ( 北海道 )  9010 ku
              位  石狩川 ( 北海道 )  14330 ku        7位  淀川 ( 近畿 )     8240 ku
              位  信濃川 ( 中部 )    11900 ku        8位  阿賀野川 ( 東北 )  7710 ku
              位  北上川 ( 東北 )    10150 ku        9位  最上川 ( 東北 )    7040 ku
              位  木曽川 ( 中部 )     9100 ku       10位  天塩川 ( 北海道 )  5590 ku


 


  「 日本三大急流 」 根拠ナイ !?  

「 日本3大急流 」といえば

                         最上川  庄内平野 ( 東北 ) を流れる ( 長さ 229 km )
                         富士川  駿河湾 ( 中部 )に注ぐ ( 長さ 128 km )
                         球磨川  人吉盆地を流れ、八代海に注ぐ ( 九州 ) ( 長さ 115 km )

なのですが......「 急流 」 の 根拠 は不明。

日本列島は南北に細長い。そして半島全体に 標高 3000m 級 の山々が連なり、まるで 列島全体 が山脈のよう.....。
つまり、高い山から海までの距離が短く、世界から見れば、日本の川は その全てが 「 急流 」 である。
もしも「源」となる山の標高、海までの距離を基準に 平均勾配 を割り出すと
「日本3大急流」では、次の通り。
 最上川 0.9%  富士川 2.0%  球磨川 1.3% 

となる......ちなみに 立山連峰 を源とする 黒部川 常願寺川  3.7% 南アルプス を源とする 安部川  2.8% 
「 日本3大急流 」 より、はるかに 「 急流 」 。
これが本当の 「 日本3大急流 」 なのでは ???

つまり 「 急流 」 の根拠には、ちゃんとした 数字 は存在しない。

古くから河川は舟運として利用され、交通路としての貴重な役割を果たしてきた。
そして そこには 巧に舟を扱う 多くの 船頭 が存在し 活躍していた。

< 解説 >  「 木曽節 」 の歌詞の中に登場する 「 なかのり さん 」 とは この船頭さんの事で、男らしく、かっこいい職業の 代名詞だった。

難所が多いため、水難事故が多発した河川は、船頭たちにも恐れられ、それが「日本三大急流」の根拠だと思われる。




  KANCHIの伝言  

文章は様々な資料を基にKANCHIが編集したものです。

このページは新情報編集のため削除される場合があります。ご注意下さい。


掲示板は    をクリック !     メールは    をクリック !

次のページは    を、前のページは      を、トップページは    をクリック !