わたしが
  チコちゃん

 わたしはオカーチとアカ父さんの3番目の子。ナキちゃんとチンちゃんの妹なの。
 わたしにはもう一人、一緒に生まれた姉妹がいたんだけど、いつものようにオカーチと一緒に
 よっちゃんのお家にごはんをもらいに行ってたときに、はぐれて最後は一人になってしまったの。
 1年間お外で、オカーチとも離れてウロウロしていたら、よっちゃんは、わたしのこと
 もういなくなったと思ってたらしいのよ。

 ある日、いつものようにごはんを食べにきたら、前に一緒にお外で遊んでいたナキちゃんが
 窓からジーッと、わたしを見ていたの。ビックリしたわ。
 それから急によっちゃんが、「チンちゃんが帰ってきたー」って騒ぎ出したのよ。
 わたしは、チンちゃんじゃないのに・・・。
 ナキちゃんといつも一緒にいたチンちゃんが、いなくなってしまったみたいなの。
 3人とも兄妹ですもの、良く似てるのよ。
 でも、すぐに「あれっ?ちょっと小さい子みたい。あっ、この子はこの間まで、オカーチと一緒に居た子だわ。」
 って、おいしいカニカマを、たくさんくれたの。
 そして、ナキちゃんも出てきて、わたしに、こっちにおいでって優しくしてくれたわ。
 それからわたしはここにズーッといることにしたのよ。

 ナキちゃんは、とっても大好きな親切なお兄さん。2人の時は遊ぶ時も寝る時も、
 いつも一緒にいて、とっても幸せだったの。
 それが、しばらくして、オカーチが小さい子を連れてきたの。
 それが、弟のコイちゃんと妹のウッコちゃん!

 コイちゃんは、とっても良い子で、わたしの言うことを良く聞いてくれるし、わたしを、良く舐めてくれるのよ。
 でも、ウッコちゃんは、わたしの大好きなナキちゃんに擦り寄って、可愛い声出して誘惑するのよ。
 ナキちゃんもまんざらじゃないみたいなの。もうっ!
 でも、オカーチもやっと帰ってきてくれて、5人がみんなそろってお家に入れて幸せよ。
 私もオカーチに寄り添って寝られるんですもの♪

最初の日
車の下で
オカーチに寄り添って!
弟のコイちゃんと!
お兄さんのナキちゃんと!