撮影のヒント集 プロの写真術

ネット通販で一生懸命撮影されているあなた。コマーシャル撮影の現場をのぞいてみませんか。
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究極の商品撮影 切り抜き
 背景を一切必要としない、むしろ商品その物をしっかり見せるだけの撮影があります。
切り抜き撮影といわれ、雑誌やカタログでも多く見られる、商品だけを紙面に貼付けたようにレイアウトするための撮影方法です。


 商品部分を切り抜き、一般的には白い紙面に貼った時、商品の輪郭がわかるようになっていれば、白やグレーの背景の撮影台で撮ることもありますが、嫌な影や写り込み 反射があり、商品の特に輪郭に影響が出てしまいます。


黒い紙を商品にかからないようにアクリル板にはります。これは、
輪郭をはっきりさせる効果もあります








 本来は空中に浮かせ、他の影響を受けない状態にして、上下左右から自由にライティング出来るのが理想になります。

 ここでは、ブーツの例を取り上げます。商品に対するライティングはフラットで面白みはないですが、セットに注目して下さい。



 実際には、商品を空中に浮かせることは出来ないので、ガラスの板を使います。そして、輪郭をはっきりさせる為に背景を半透明のアクリル板を立て、その後方からライトを当てます。
 大きなライトボックスを背景にして撮影するような物です。白い背景で十分明るく出来れば、白い紙を立てて手前からライトを当てる方法でも大丈夫です。

 この背景と商品は出来るだけ距離を取った方が良いのですが、
セットの規模を考えて150cm位にしました。背景の明るい光が商品に影響しないことが重要です。

 ガラスの上にブーツを置き、カメラを構えます。
トップライトを少し手前ぎみに置きます。左から1灯、そして右には白いレフです。
 アクリル板の後方からのライトは、カメラから見て、商品の真後ろが明るくなるようにします。すでに、見た目でもブーツが浮き上がって見えると思います。


 そして、ライトのバランス取りです。
トップライトを f22 左のライトを f16.5 にして、二つ合わせて露出を計ります。
 次が重要ですが、この商品に対する露出より、背景の明かりさを1.5~2絞り分強くします。これは、背景自体の明るさを計るので、アクリルの透過ごしの光をアクリル表面で計ります。つまり、商品の露出が f22.5 なら背景を f45 になるようにします。

ガラス板の台の後方に半透明アクリル板を立てます

 さらに、この背景の強い光が商品に影響しないように、カメラで確認しながら、黒い紙などで不要な光をカットします。


 白い撮影台での切り抜き撮影は、商品の背景に落ちる影が最も問題になります。
影を薄くする為に、商品を何かで少し持ち上げ、背景と接しない工夫で解決する方法もあります。
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当然の様にデジタル全盛です。しかし写真撮影の本質はアナログもデジタルも変らないと思っています。特に、どちらかにしぼって説明していなければ、共通とお考えください。
テーマは順序(段階的な)を意識した構成にはなっていません、ヒント集のようなものと思ってください。
随時思いついたアドバイスをアップして行こうと思います。また、質問等ありましたらお気軽にE-mailにてどうぞ。テーマの一つに設定し、お答えするかたちで対応出来るかと思います。

 [重要]
なお、当情報を参考にされ生じたトラブルには、責任を負いかねます。あくまでもご自身の判断で撮影して下さい。それがプロの鉄則です。

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