この日をどんなに待ち焦がれていた事か… もう私が敬愛してやまない心の師!! 新作画発表に加え、先生ご自身もお見えになるそんな催しが近県で有るんですから行かないわけにはいきません!!!! mixiの呼びかけに賛同してくださった皆様と共にファン大会のノリで楽しんできましたので、そんな模様をレポートさせていただきます!!! 今月は日曜日っていうと「雪」の前後に当たったりしてたんですが、見事に晴れましたネ^^ 天気にも恵まれ、もう本当最高です!! 今回は描き下ろしの新作2点(まだ先生の日記でしか確認できないんで、勝手にリンク^^、) 日記からも分かるとおり、開催日間もない出来立て作品が、会場で版画となってお披露目!さらにこの看板も、その新作の絵柄ですよ!! よく間に合ったなーと、スタッフにも本当感謝です!!! 待ち合わせ時間の間はこの看板の前で待っていたんですが、もう絵の雰囲気の良さに引き込まれちゃってメロメロ。 何処と無く、ちーちゃんに見えてしまうのは気のせいでしょうか?^^ |
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4Fエレベータが開くと即会場♪ | ||
お花があったんでパチリ♪ 角川書店さまのみでしたが、受付を飾っておりました。 会場入り口で、アンケート用紙に年齢や好きな作家等記載し、入館証代わりのワッペンを頂き見学の運びです。 此処からは撮影できないんですが、版画だけかと思いきや、マクロス〜オリジナル作品を中心にした過去の原画がずら〜と飾られ、目福と興奮、そして鳥肌の嵐!! (TV版マクロス、劇場版とそれ以降のトレカやPCソフトの版権画、トップをねらえから一部、パソコン雑誌の表紙や、私もはじめて目にした作品等の新旧合わせての美樹本先生の軌跡の一部が一度に堪能!修正箇所、レイアウトの変更、原画にわざと凹みをいれ反射の効果を狙った技法など見所多し!!線のタッチも本当美しいです!!!) 画集等の印刷媒体では見ることの出来なかった、細かいところが随所に見えて、緻密な作画に命削ってんじゃ無いの?って思わせるくらい、根気強さも作品から伝わってまいります。 ショーケースにマクロス7のキャラ表(原案)が飾られていたんですが、TVでは見ることの出来なかった、おHAL先生ならではの、魅力溢れる、バサラやミレーヌの表情の豊かさもとっても魅力的で、もうこれだけでも魂抜かれそうでした。 |
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描き下ろしの新作は、前に紹介した2作ですが、版画としてのもう一つの新作は、ステックポスターにもなっているトップをねらえ!ノリコの版権画。同じ絵が2枚飾られていますが、照明を自然光とブルー系の照明とに分け、見た印象を変える演出が凝らしてありました。(この写真からはその効果は確認できませんのでご注意を!^^)(おHAL先生の後ろに飾られている2枚の絵です) 14時30分頃に先生ご到着。控え室にて打ち合わせ後、15時よりトークショー開始!! 写真はその時の模様のモノです。 会場内撮影禁止だったのですが、トークの模様はフラッシュ撮影無しにてOKのファンには嬉しい寛大処置♪^^ まずはご挨拶から 皆様今日は寒い中有難うございます。 毎年この時期でのサイン会は連載の兼ね合いもありやっていなかったのですが、今回はこの後帰ってから今朝までに仕上げる予定でいたガンダムエースの原稿を描きます。(実際の口調と違いますので突っ込み無しでネ^^、) ご挨拶の後は今回の新作の絵の裏話!(右に写っている女性はスタッフです。先生とのトークは過去にも何度もやっているようで、絶妙でした) 新作で描かれた桜は満開で綺麗でしたね。 横長にして桜を描くのは珍しいんではないですか?…の司会のお姉さんのその質問から作品に触れてスタート!! 基本的に自分はどちらかというと横は苦手で、DVDの見開きジャケットのような依頼がなければ横長に描く事は最近はあまりないかも知れません。 雑誌の表紙の依頼が多いんで、知らず知らず縦長が多くなってるって事も有ります。 新作の着手は1年程前から始めていたのですが、どんどん季節が過ぎて終いまして、当初予定していたイメージとかなり変わってしまった処もあります。今回は先に桜の背景を描いたのですが、土手をイメージした感じにするつもりが、その背景に合わず、こんな感じになりました。 もう1枚は踏み切りを待つ少女を描きたくっておこしました。ただそれだと後姿になり顔を振り向かすにはかなり無理があり(商品の為、後姿はタブーなのです)、他の構図だと横顔になってしまうもので、そうこうしているうちにこういった作品になりました。背景は風力発電の風車をなんとなく描いてみたくっておこしたものです。(実際こんな風には喋っていません。司会のお姉さんとのやり取りで会話は成立してますのでご注意を^^、) |
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一通りそんな作品のお話しされてから質問コーナーになりました。 先生に聞いてみたいっていった質問がある方! {「はい!」…てわけで、私が早速「原稿の使用環境」について質問させていただきました^^ ・カラー原稿 フォトショップ4.0とペインター6.0との併用 フォトショップで下絵加工後、ペインターにて彩色、仕上の色調補正を再度フォトショップでって事でした ・漫画作品 基本的にはアナログ。原稿のぼかし効果として一部使うこともあるが、ほとんどのCGっぽく感じる背景については、コピー機の写真モードで印刷した昔ながらの加工。 モビルスーツについては3Dソフトで別の方に作ってもらったものを使っているが、何のソフトなのかは自分も詳しく無いため不明。 ぼかしの効果は自分は好きで、PC環境以前はイラスト製作にあたり、印刷屋さんと相談してぼかしてもらったりもしたが、自分でやってるわけではないので、微妙な点でうまく表現できなかったが、CGになって自分で加工できるように成り、嬉しい反面、みんなが今はやってしまってるんで新鮮味には欠けてしまってる。 他の方の質問として「先生の休日の過ごし方と行ってみたいところは有りますか?」 ・基本的に休日は無いんですけど、食事の環境が不衛生な印象がない海外で有れば行ってもいいかなって思います。何処と言う特定は有りません。 若い頃ならドライブしがてら美味しい御店を回ったりなんて事もあるでしょうが、今はもう歳のせいもありなかなかそういう事もできません。 そういえば前回のこういう場をやった場所は「世界の中心で、愛をさけぶ」のロケ地だったんですよネ。帰ってからそれを知って後悔しました。知っていればサイン日の当日は無理でも、翌日朝時間をとってでも行ってみたかったです。調べてから行けばよかったと後悔してます。 国内であれば、写真撮影が好きなので、「浅草」「鎌倉」って行ってみたいです。 「先生の女性はとても魅力的ですが、絵を描くときに気をつけている点はありますか?」 (実際の質問は先生の描く女性は人間では無い表情をされているが、何故こういう絵が描けるのか?っていった感じで、先生も「え?もう一度お願いしますと聞きなおされてました」) ・昔の自分の絵が好きだって方もおりますし、今のオリジナルもいいって言ってくださる方もいます。 アニメ雑誌の表紙のお仕事をいただいた頃は、子供漫画の表紙のイメージが強く、それをグラビアアイドルを飾る雑誌の雰囲気にしたくって、意識的にそういった絵柄を描くようにしてました。 ま、これは自分の絵の話しでして、今の作家さんたちのアニメを意識した絵柄が嫌いっていった事では有りませんので誤解無い様にお願いします。(、…自分が感じ取った印象で書きました。ニュアンス違ってたらごめんなさい) |
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「新作の女の子の肩に指しているのは卒業証書ですか」? ・卒業証書です。後でタイトルを付けやすいようにと、いろいろ絵の中にそういった記号になるものをいれてます。桜だったり、ネコだったりと。 「タイトルというと先生の作品のタイトルが好きっていったファンの方もいて、タイトルを楽しみにしている方々も多いですよネ!今回のそんな卒業をイメージしたタイトルは本当いい名前がつきましたよネ!」 と司会者のフリからタイトルの話題へ 「fourth spring」 4回目の春ってテーマで、想ってた人に気持ちを告げられなかった女の子をイメージして描いた作品になります。 タイトル候補は幾つか準備して提出するんですが、この名前が選ばれました。 雪の方も安易に決められず悩みました。過去に「○○雪」「スノー○○」等使ってしまっているんで、被らないようにと意識しました。 (…で、肝心のそのタイトルが実は聞いたつもりが忘れてしまっててすいません。数ヵ月後には通販販売としてジュネックス様HPで紹介されると思いますんで、分かり次第此処の文章を直します) 「25周年記念として今またマクロスの絵をジャケット画として描かれているが、今後もこういった事がありますか?」(カリフォルニアから日本に来られている外人さんの質問で、通訳さま同席で参加されてました。先生とは以前この催しで一度お会いしていたと自己紹介されてました) ・今後の事は分からないが、仕事として依頼されればまた有るかと思います。 今回も、劇場版、マクロス7、OVA、TVとバンダイの担当の方の依頼に基づき起こしました。 劇場版は大勢描かず三人で、逆にTVは大勢描きましょうって感じで打ち合わせはするものの、実際やってみると以前描いたトップをねらえと被ったりして、キャラも似てしまい、また機会があったら、ミンメイ単体もどうかといったお話しをしたなんて事もありました。 今回は実は質問される方が少なかったんで、もう一度いいですか?とYAS先生展同様に好きなキャラクターと好きな作品について再度質問させていただきました。 ・好きなキャラ マクロスは携わった時間が長く、また今でも仕事として描いてるんで手が覚えてしまっている作品でもありますが、その時の気分にもよるんで特別好きなキャラはいません。家で食べるご飯が美味しいって思える時もあれば外食が美味しいって時もあるような感覚です。 ・好きな作品 最新の作品がやはり一番になるでしょうかね… 毎回出来上がったときはいい作品が出来たと思いお渡しするんですが、後になって失敗したーってケースはよくあります。 |
トーク&質問で30分程行った後に、いよいよサイン会♪ スタッフが予め準備した色紙に、先生が一人一人丁寧に二人で座ってお話しをしながらサインをするゆったりしたサイン会で、更に記念ポラロイドもいただけてしまう粋な計らいにビックリ!! 自分は19番目にサインをいただき、持参した画集にも書いていただきました。 そして恥ずかしながら、CHIZURU MANIAをお渡ししてきちゃいました。 |
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上記内容で漏れたお話としてファン大会や、サインのお話しを (トークショーのどの辺でこの話題に入ったのか忘れてしまったんで番外として載せます) 1)外国でのアニメファン大会について アメリカが盛んなことは知っていましたが、ヨーロッパでの人気にも驚かされました。 向こうでのファン大会は主催はボランティアなので出来る限り協力しようと思い一人一人に絵入りでサインをするんですが、最終日が終わって、お疲れさまの場で、今夜は楽しんで下さいって声を掛けていただけると思ったら大間違いで、スタッフ達からの依頼の色紙が凄い数渡されてしまい、結局帰国の朝までサインをして何処もいけなかったなんて事も有ります。 他のエピソードでは連載の中、スポンサーの意向で全て準備してもらい海外に行くのだが、そのままホテルに缶詰やとんぼ返りの有様で、一体何処へ自分はいったんだか分かんない…なんて事もありました。 2)国内でのサイン会 以前はリクエストに応えていろんなキャラを描くようにしていたんですが、ファンの皆さんの中には1回しか登場しないゲストキャラや、設定しかした事の無いキャラなんかをリクエストされたりして困った思いでもあります。他人と違うキャラを描いてもらいたいっていったファンの気持ちは分かるので自分なりに努力はするんですが、サイン会はマジックでの一発描きなんで、そういう面で非常に苦労させられました。やっぱ描きやすいキャラをリクエストしていただけたほうが有り難いですよネ。 人数制限をしていただければ今でもキャラ入りでサインはするんですが… …てな感じですかね^^、 今回修正補足にあたり、一緒に参加していただいた快幸さんにアドバイスいただきました。 有難うございました。 また何か思いついたら書き加えます。 長文最後まで読んでいただき感謝です。 |