中村周三 水彩ギャラリー    

 
 
 
布引高原から吾妻高原(福島県)         (2004)  思い出の作品140

早春、木の一本も無い、のっぺらな高原は冷たい風が吹きまくっていた。雑用紙は絵の具がのらないどころか、第一、乾くより凍ってしまう。
スケッチは粗雑だが、猪苗代湖の向こう、吾妻高原が美しかったことを思い出させる。この思い出が旅のスケッチの醍醐味だ。