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長崎県議・野本三雄の『長崎 夢、確かなカタチに!』

一問一答

2012年 10月

長崎県庁舎の移転予定地が冠水したそうですが大丈夫ですか?

県民の質問
台風の大雨が大潮と重なって、長崎県庁の移転予定地まで水浸しになってしまったと聞きました。地震や津波が来ても大丈夫なのでしょうか?
野本の回答
九州の東側、南海トラフという海域で他と連動した大きな地震が起きた時、もし大潮と重なっていたとしても新県庁舎は大丈夫という専門家の調査結果が出ていたので、今回の台風が大潮と重なった時、移転予定地の一部が冠水した(水浸しになった)ことで県民に不安が生まれました。
今回の事態は『想定外』だったと言われていますが、東日本大震災の時にもう、この言葉は聞き飽きていますよね。あらゆる事象を想定して対応を考えておかなくてはならないので、今回の冠水(水浸しになること)は貴重な教訓になると思います。
県議会の総務委員会は、予定地の浸水の状況を現地視察したあと集中審査を行いました。今回の浸水は2か所で、南西部の岸壁と北端の未整備岸壁からでしたが、県は敷地を今より2〜2・5メートルかさ上げして新庁舎を建設するため浸水しないと説明しました。
長崎駅周辺の雨水貯水機能整備や地盤かさ上げが完了すれば、付近一帯の道路も冠水しなくなるとのことです。県議会は「一定安全性が再確認されたが、防災にはより万全を期してほしい」と要望しました。
県民の質問
地震・津波・大潮・台風が重なったら大変なことになりそうですが…東日本大震災のあと「そんなことは絶対起きない、重なるはずがない」とは言えないと思うようになりました。防災ってどの程度まで想定すべきなんでしょう?
野本の回答
大変な時に不運にもいろいろな事象が重なってしまう…絶対にないとは言えない、本当にそうですね。地球に大きな彗星が衝突してしまうような大災害だって可能性はゼロではありません。大津波を想定して何重にも高い堤防を築いていたのに、地震が連動して起きて想定外の超・大津波に呑みこまれてしまった街があったことを思い出してください。
”被災しないように”ということを一生懸命考えることはとても大切なことです。沢山の人が知恵を出し合って、準備をしなくてはなりません。
その上で、”被災した後、被害を大きくしないためにどうするか”ということをシミュレーションして、二重三重に準備しておくことが大切になるでしょう。
防災拠点としての新県庁舎の役割は非常に大きいので、その機能がどんな事態にも失われないよう準備することは大切ですが、そんなことは絶対に起こりえないと思いこむのではなく、もしそうなったらどうするか、バックアップ体制を考えることが大切になると思います。
県民の質問
県が大丈夫だと言っているなら、と思っても不安なのです。
野本の回答
東日本大震災の時のことを思い返すと、政府が災害や事故について認識が甘かったり根拠のない判断・指示を出し続けると、国民は不安になり混乱が生じます。被災者の冷静で忍耐強い態度は世界中で評価されましたが、政府に対する信頼感は著しく損なわれました。
政府だって県や市の行政機関だってスーパーマンではないので、すべてを想定しておくべきと言っても無理なことはわかりますよね。大切なのは、嘘や隠しごとをしないことだと思います。
今回のことでいえば、新庁舎の予定地は高い堤防で囲むのではなく、船が接岸できる設計になっているので、もちろん建物の敷地はかさ上げして浸水しないようにしますが、岸壁周辺はもともと”想定される以上の事態が起きた場合、浸水もやむなし”という設定なのだろうと考えます。
そうであるなら、それを「浸水したのは想定外」なのではなく「浸水してもこの範囲だから想定内」とするのが県民が納得できる情報なんじゃなかろうかと思うのです。
「今後浸水は起きない」と言われても本当かな?と不安になります。「今後浸水が起きたとしてもこの範囲であって、そういう事態が生じそうな時は岸壁周辺への立ち入りが制限されるし、想定外の浸水が仮に起きても建物の安全はこのように考慮されていて、建物への出入りについてはこのルートが確保されている」と説明していくべきでしょう。
浸水しないということだけで考えれば、稲佐山の頂上にでも建てた方が安全ですよね。しかし、新庁舎は海に隣接するメリットを最大限に活かそうとしています。今はまだ新庁舎や周辺の設計が確定していない段階なので、今後は県もより具体的な説明ができるようになると期待しています。
一問一答
毎月1日に更新しています。
県民の皆さまにいただいたご意見・ご質問を、私が調べたり、関係部署に問い合わせてお答えしています。
一級建築士としての野本三雄にご質問をいただくこともございます。
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