更新情報 | ブログ | トピックス | 県政研究 | 一問一答 | 活動報告 | 議会質問検索 | これまでの記事

長崎県議・野本三雄の『長崎 夢、確かなカタチに!』

今月のトピックス

2011年 7月

玄海原発特集1・ネットで話題の卒論を読んでみた

『佐賀県玄海原子力発電所におけるプルサーマル事故被害予測』より晩発性ガン死の多く生じる場所長期的に居住不可能となる地域

スタッフがネットで話題になっているという、立命館大学の後藤曜子さんの卒業論文『佐賀県玄海原子力発電所におけるプルサーマル事故被害予測』を見せてくれた。京都大学原子炉研究所の小出裕章教授の指導のもと、玄海原発三号炉のプルサーマル事故を想定したシミュレーションを行っているのだが、その結果が衝撃的で話題になっているのだ。

上の図は、玄海原発で事故が起こった場合、偏西風の影響で北東方向に大きな被害が予測されるとするものだ。福岡から東京にかけての人口の集中した地域をなぞるように放射線被害が出ると予想されている。

長崎県民にとっては、右の図の方がショックかもしれない。長期的に居住不可能となる範囲を、シミュレーションしたセシウム137の分布濃度から想定したものだ。国際的にチェルノブイリ事故後の旧ソ連が避難基準とした緩めの基準と、白ロシア共和国が設定したより厳しい基準があるが、その緩い方の基準によっても、長崎県はすっぽりと「長期に居住できなくなるエリア」に含まれてしまうのだ。

「もし事故が起きたら」というシミュレーションであるから、もちろん今パニックを起こす必要は無いが、事故が起きた場合を想定せずに目をつぶって過す愚は、日本人全てが嫌と言うほど学んだばかりだ。有難い警告であると冷静に受けとめるべきだろう。

論文の著者についていろいろ調べてもらったがほとんど情報が無いことからして、どうやら本当に一大学生の卒論らしい。長い時間をかけてこの3月に卒論提出、というまさにそのタイミングであの事故が起き、予想外の注目のされ方にきっとご本人は戸惑っていることだろう。彼女の今後のご活躍を祈りたい。

今月のトピックス
毎月1日に更新しています。
地元・長崎の話題を中心に、季節の話題から行政の話まで、肩のこらない読み物にしたいと考えています。
▼過去のトピックスを読む

更新情報 | ブログ | トピックス | 県政研究 | 一問一答 | 活動報告 | 議会質問検索 | これまでの記事