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長崎県議・野本三雄の『長崎 夢、確かなカタチに!』

一問一答

2010年 9月

県庁舎の新築移転はお金がかかり過ぎるのではないでしょうか?

県民の質問
県庁舎の整備問題については、県議会で長く議論をしてこられたと聞いています。でも当時と今とでは社会情勢が違いますよね。人口も減ってるし、道州制の導入なども検討されてます。議論を最初からやり直す必要はないですか?
野本の回答
長崎県を取り巻く社会情勢が、県庁舎整備問題を議論し始めたころとは大きく変わっているというのはおっしゃる通りです。
人口が減るということは「行政サービスの受益者が減る」及び「県財政の収入が減る」ということですが、地方分権化が進み、国から地方に権限が移って業務内容は増加しています。また財政面においては、議論を進める過程で基金を積み立て準備されています。
道州制についてはまだまだ議論の域を出ない段階であり、具体的な地域再編が起きるのはもっと先の話になるでしょう。
現県庁舎の老朽化はもう待ってくれない段階に来ています。議会が実施している「県民の声を聴く会」で反対意見を出される方も、近い将来、建て替えが必要であるという一点に関しては、仕方がないとお認めいただいているように思います。
議論を後戻りさせてスタートラインを現時点に持ってきたとしても、1年後にはまた情勢が変わっているでしょう。変わりゆく情勢にその都度対応しながら、県議会の議論は進められてきていると自負しています。
県民の質問
防災上の必要は分かります。他の県では建て替えではなく耐震化工事で対応しているところもあると聞いたのですが、長崎県はなぜ建て替えが必要なのですか?
野本の回答
他の県・市で庁舎の整備が必要になった場合も、長崎県と同じように、耐震診断やコンクリート強度の調査、文化財的な価値などについて具体的に調査検討して決定していることとおもいます。
例えば、愛知県庁については、文化財的な価値があることから、費用が高くついても耐震改修で保存したのだと聞いています。
また、高知県庁については、コンクリート強度の調査の結果、補修すれば30年の耐用年数延長が見込まれると判断され、耐震改修を行うことにしたそうです。
長崎県の現庁舎に関しても、同様に調査し、耐震改修しても10〜15年後には建替えが必要になるし機能面・費用面で不都合が多いこと、文化財的な価値は低いこと、などが結論付けられました。
各県の状況がそれぞれ違いますので、他県に耐震工事で対応できた例があるからといって、長崎県も同様に、とは行かないのです。
県民の質問
長崎県は赤字財政ですよね。借金があるのに庁舎の建て替えなんかやったら、次の世代の子供たちに大きな負債を残すことになるのではないでしょうか?
野本の回答
県庁舎の整備について議論を重ねてきた過程で、長崎県は基金として約370億円を貯金してきました。ご家庭の家計の観点でいえば、借金があるのに貯金とは?という発想もあると思いますが、基金と言うのは将来必ず必要になる資金を別枠として確保しておいたもので、家のローンが残っていても子供たちのための学資保険は確保してあるというのと同じような意味合いだと考えてください。
建て替えとなれば、国から国庫補助金として約10〜20億円が補助されます。大切なのは基金と国庫補助金の範囲内で無駄遣いせずに新庁舎を建てることで、新たな税金の持ち出しはなく、将来に借金を残すこともありません。
むしろ今のままいたずらに議論を重ねることで、県庁が借り受けている事務所家賃などの無駄な経費が生じ、かえって財政を圧迫してしまいます。
県民の質問

県庁舎が一か所に集約していなければならない必要はあるのでしょうか?廃校など既存の施設を利用し、ネット活用などで会議を省力化すれば、新しい施設を造らなくても分散庁舎でよいのではないでしょうか?

野本の回答
県庁に限らず、民間の本社機能などについても同様ですが、分散化することでどうしても重複する部分ができるので、組織機能上で無駄が生じます。ソニー、リクルート、富士フィルム、NTTコミュニケーションズなどの大企業においては、現在本社機能の集約化が進んでいます。例えばマイクロソフト社は、現在東京都内5か所に分散している本社機能を来年3月に集約するそうです。
廃校などの利用というご意見ですが、それぞれがかなり離れており、バスの便も少ないところが多いので、利用する県民の不便は避けられません。現在でも県庁舎の機能は一部分庁舎に分散されていますが、利用者から不便を訴える声が寄せられています。
分散化の問題点を抜本的に解決するためには、やはり機能を集約できる県庁舎の整備が必要だと考えます。
一問一答
毎月1日に更新しています。
県民の皆さまにいただいたご意見・ご質問を、私が調べたり、関係部署に問い合わせてお答えしています。
一級建築士としての野本三雄にご質問をいただくこともございます。
皆さまのお声をお待ちしています!
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