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長崎県議・野本三雄の『長崎 夢、確かなカタチに!』

今月のトピックス

2010年 5月

中国の更なる発展の契機となる?上海万博が始まった!

セビリア万博日本館と上海万博中国館

いよいよ上海万博が始まった。その展示内容よりも先に、PRソングや公式マスコット、中国パビリオンの盗作疑惑がマスコミを賑わせることになってしまったことは、華やかなオープニングに若干の影を落としたかもしれない。しかし今回注目すべきは、これらの『疑惑』騒動が中国のネット・ユーザーから発信されていることだ。知的財産権についての世界共通の認識が、中国の人々にも確実に宿りつつあるということだろう。

ご存じの通り、中国では海外ブランド品の偽物やソフトウェアの海賊版作りがひとつの産業として成立するほど盛んだ。国際社会は知的財産権の保護を中国に求め、法整備がある程度進んできてはいるが、著作権の侵害で損害賠償を求めても、裁判で取れる補償金は少額で歯止めにならないらしい。なにより、他人の作品をまねることについて、人々の罪悪感が薄いことがこれまで問題だったのだ。今回の騒動が中国の民衆の意識向上を示しているとすると、今後の中国の発展の契機になるのかもしれない。

PRソングについては、上海万博事務局が事実上盗作を認めた。以前には考えられない対応である。中国パビリオンについては、1992年にスペインで開催されたセビリア万博の日本館の盗作ではないかという疑惑が持ち上がっているが、日本館の設計者である安藤忠雄氏自身が否定している。私も建築家のひとりとして中国パビリオンを見ると、中国の伝統的な建築様式を取り入れたものであり、その中国の影響が大きい日本の伝統様式を取り入れた建築物にイメージが似ているのは当然と言える。

PRソングの使用を許諾した岡本真夜氏について、中国のネット・ユーザーは寛容な対応として大きく評価した。マスコットや中国パビリオンについては、日本のネット・ユーザーは「中国側の過剰反応じゃないのか」と冷静な態度をとっている。知的財産権という共通の価値観に立った世界の扉を、中国という隣人がノックしている今、かつて同じ扉を叩いた私たち日本人が万雷の拍手で迎えたい。

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