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長崎県議・野本三雄の『長崎 夢、確かなカタチに!』

今月のトピックス

2010年 4月

すももも ももも うめも さくらのうち

左から桜・桃・梅

のんびり花見の予定を組めるほどには余裕がないスケジュールの中、余計に日々見かける家々の庭木に季節を感じることがうれしく思えるこの季節。女性スタッフが「桜予報はまだまだなのに(3月下旬時点)、あそこの桜はもう散りそうですね」という。はて、そのあたりは私も毎日通りかかるが、桜を見た覚えはないというと、「え、あんなに大きな桜に気付いてないのですか?」と疑わしそうな声を上げる。よくよく聞いてみて分かった、「あれは桃の花だったと思うよ」というと、「ああ、また間違えた、私は植物に疎くて…」と恐縮していた。

桜も桃も梅も、植物分類学上は同じバラ目・バラ科・サクラ属である。「桜と桃、どこが違うのですか?」とスタッフの女性に聞かれて、はて、自分はどこで見分けているのかと考えると、なんとなく印象でとしか言いようがない。そこで彼女に調べてもらうことにした。

まず分かりやすいのは色目だろうが、「薄いピンクが桜、濃いピンクが桃、赤や白が梅」と覚えてしまうと、種類によって色目は様々、濃い桜もあれば淡い梅もあるから間違えてしまう。彼女もそれで覚えていたのだという。枝ぶりも剪定の仕方によるし、しだれ梅・しだれ桜などはまた違った印象になるから基準にはしにくい。

遠目に見る場合、こんもりと花が固まって見えるのが桜、桜ほどではないが華やかに枝の先まで花が付いているのが桃、枝の付け根寄りにちらほらと花をつけるのが梅である。樹の幹に触れるくらいの位置から見るなら、桜にはあの横にうねのある特徴的な樹皮があり、梅・桃と見分けやすい。花のつき方も、桜は花柄(かへい)が長く、枝から房のように下がって咲いているが、梅や桃は花柄が短く、枝にくっついて咲いている。さくらんぼの実の「じく」とか「くき」とか呼ばれている部分がこの桜の花柄にあたる。

では梅と桃の見分け方はどうだろう。花が枝のどの辺に多くついているかは、両者を並べて比べれば判定基準となるが、花木一本をみてどちらかと言われると悩むところだろう。梅は枝の一節に1つだけ花をつけるが、桃は同じ場所から2つ対になって花をつけるので、花がより密に咲いているように見えるということを目安にすると分かりやすい。花びらを比べると梅は先が丸く桃は先が尖っているというのも基準になるが、かなり近づいて見ないと分からないだろう。

「これできみも花見に行く先を間違えずに済むねえ」とスタッフに言うと、「きれいだったら、桃でも桜でも楽しめばいいんですよ」と笑っていた。確かにそうだ。奈良時代には『花』といえば桜ではなく梅をさしたそうで、『花見』も梅の観賞をしていたそうだから、まずは何の花でもその下で足を留めて春を感じればよろしかろう。花見では、花の精気を分けてもらうという意味もあって真下から見上げるという観賞方法を採るが、花を横から見るのではなく下から見上げるというのは世界でも珍しい習慣らしい。深呼吸して、春の息吹を身体に満たそう。

今月のトピックス
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