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長崎県議・野本三雄の『長崎 夢、確かなカタチに!』

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2010年 2月

現代の閉塞感を打ち破る人物像を『龍馬伝』に探る

NHK『龍馬伝』公式サイト
(写真:NHK『龍馬伝』公式サイトより)

NHK大河ドラマ『龍馬伝』が始まった。期待通り、視聴率20%を超える順調な滑り出しのようだ。歴史上の人物の中でも人気随一の坂本龍馬を、現代の人気随一の俳優・福山雅治が演じるのだから、人気の出ないはずがない。これから江戸に出るという序盤であるが、ゆかりの各地は早く先が見たいと願っているに違いない。

物語は三菱創業者・岩崎弥太郎の視点で描かれる。貧しい地下(じげ)浪人の子として生まれた岩崎弥太郎は、序盤の今はみすぼらしい姿で描かれている。三菱関係者には不満に思う方も多いらしいが、私は後の出世ぶりを印象づける演出もあるのだろうと思っている。龍馬を語る狂言回し役ではあるが、彼自身の物語も『おしん』に負けない面白さになるだろう。

その岩崎弥太郎に龍馬の話をインタビューする高知新聞の記者が坂崎紫瀾(しらん)。冒頭で描かれていた通り、維新前に亡くなり何の役職にもつかなかった坂本龍馬は、明治中期にはすっかり歴史上忘れられた存在になっていたらしい。これを見出したのは司馬遼太郎『竜馬がゆく』だと私は思っていたのだが、その元となったのが坂崎の書いた『汗血千里駒』という小説だったそうだ。

龍馬は型にはまらぬ発想で、幕末の重く閉ざされた状況を打ち破っていく。岩崎弥太郎は土佐藩士として海援隊の会計にかかわり、後の起業につなげる。自由民権運動家で女権拡張論者でもあった坂崎紫瀾がいなければ、自由闊達な龍馬や強く魅力的な彼の周囲の女性たちの物語は、百年後の私たちの目に触れることは無かっただろう。龍馬ひとりでなく、それぞれの人物がそれぞれに道を切り拓いていく姿は、現代の閉塞感を打ち破るヒントになるに違いない。

『龍馬伝』が長崎の観光業にもたらす影響についても期待は増すばかりである。先月、長崎のベルナード観光通りに「長崎まちなか龍馬館」、長崎歴史文化博物館に「長崎奉行所・龍馬伝館」がオープンし、今月末には佐世保市のハウステンボスにも「海と龍馬」をテーマにした「龍馬伝館」がオープンする予定だ。ランタンフェスティバルには、龍馬の子供時代を演じた子役・濱田龍臣くんがゲスト出演するらしい。ブームを利用するという商業目的だけでなく、皆が一緒になって龍馬に希望を見たいと思う気持ちが感じられる。

街で見かけるソフトバンクモバイルの社章は灰色の二本線、持ち株会社のソフトバンクは黄色の二本線だが、これは海援隊の隊旗の赤い二本線から採ったそうだ。ソフトバンク社のサイトを開くと、こんな言葉が目をひいた。「日本をもっと楽しくてかっこいい国にしたい。」
孫正義氏もまた、龍馬たらんと志したひとりかもしれない。大河ドラマが、皆の心に火をつけるきっかけになるのではと期待したい。

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