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長崎県議・野本三雄の『長崎 夢、確かなカタチに!』

一問一答

2010年 1月

路面電車の新経営陣に聞く

野本の質問
長崎市民の足・路面電車を運営する長崎電気軌道は昨年夏経営陣を一新し、10月には運賃の値上げを実施されました。2010年年頭に当たり、新経営陣に今後の展望についてお話を伺うことができましたので、今回は対談形式でご紹介したいと思います。
昨年夏の人事、経営陣ががらりと若返られましたね。あの時期の経営陣刷新の理由を教えてください。大きな方針転換などがあったのでしょうか?
長崎電気軌道の回答

三代続けて社長の勇退時の年齢が70歳代だったこともあり、今日のような変革が厳しい時代を乗り切るためには経営陣の若返りが必要であると判断しました。社員との年齢が接近したことで、ボトムアップによる提案をより経営に生かしていきたいと考えています。
会社の経営方針としては社長が交代しても「安全最優先の原則」・「法令順守の原則」・「継続的改善の原則」の安全方針を最重要の経営課題として従来と変わりなく取り組んでいかなければならないと考えています。

野本の質問
路面電車の経営の現状をどのように分析しておられますか?
長崎電気軌道の回答
営業エリアである長崎市の状況は、少子高齢化の波が他都市と比べて進行し、若年層の県外流出になかなか歯止めがかからない状況です。しかしながら近年電車沿線にマンションの建設が相次いだことにより、沿線人口だけ見ると減少は止まりつつあるようです。
当社の輸送人員を見ると一定の減少傾向にあるのは相変わらずなのですが、何とか微減で留まっているので現在の状況を維持できるよう利用者ニーズを常に考えて、設備投資やサービスの向上に力を入れていきたいと思います。
野本の質問
昨年10月、25年間据え置かれていた運賃を値上げされました。私の周りでも、よくぞ今まで守り抜いた、今回の値上げは当然のことと応援したいという声が多いのですが、御社にはどのような影響や反応がありましたか?
長崎電気軌道の回答
今回の運賃改定は安全対策やサービス向上のため、当社としてはどうしても避けられないものでありました。電車を走行させるための基盤である軌道整備は短期・長期計画により最大の課題です。値上げについては、昨年10月1日より実施以降、今のところ利用者の皆様から苦情や批判の声は頂いていませんが、逆に「しっかりした安全輸送サービスを期待している。」との激励と受け止め、身が引き締まる思いです。
野本の質問
新幹線の西九州ルートについてはまだまだ流動的な部分もありますが、新幹線導入に伴う長崎駅前整備計画等を含め、長崎市の交通網の未来をどのようにとらえていらっしゃいますか?
長崎電気軌道の回答
今後は市内の交通機関が、互いに限られたパイを奪い合うのではなく、共存共栄の考え方でお互いの利点を生かし利便を高めながら、長崎市の発展に繋げていくことができればと考えています。将来長崎新幹線の建設により、人の交流や物流が盛んになり、市内全体が活性化することを期待したいと思います。
野本の質問
私は長崎市の交通網の整備と市北部の発展のために、滑石地区への路面電車の延伸を長年にわたり訴え続けてきました。路線延伸問題についてはどのようにお考えですか?
長崎電気軌道の回答
北部延伸については、道路拡幅が前提になりますが、既に国道の両側に大型マンションが建設されていて物理的に困難です。またバスからのシフトはあっても、マイカーからのシフトは期待できないとの調査結果もあり、現段階では非常に難しいと考えております。
また南部の松ヶ枝延伸は、長崎県で構想があるようですが、付近に住宅地がなく、利用が見込めるのは、主に大型観光船入港時に限られるため、採算性に疑問があります。また石橋〜大浦海岸通が単線区間となっており、今後の道路の整備状況にもよりますが、新線による既存系統への影響も懸念されます。
以上のような点から、延伸については弊社単独で検討できる段階にはなく、関係各省庁との慎重な協議が必要不可欠であり、もっとも重要な問題は収支採算性と既存系統の運行を阻害しないことが条件であると考えています。
野本の質問
長崎電気軌道は民間の企業ではありますが、公共性の高さゆえ様々な制約と責任を負っておられます。従来からの真摯で誠実な経営姿勢に加え、新経営陣の積極果敢な取組みが、日本一安い運賃と温かいサービスで長崎の顔ともなっている路面電車の、更なる躍進につながることに期待しています。
一問一答
毎月1日に更新しています。
県民の皆さまにいただいたご意見・ご質問を、私が調べたり、関係部署に問い合わせてお答えしています。
一級建築士としての野本三雄にご質問をいただくこともございます。
皆さまのお声をお待ちしています!
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