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長崎県議・野本三雄の『長崎 夢、確かなカタチに!』

県政研究

2009年5月

2月議会質問:第一次産業の振興について@農林業

本年2月の定例県議会では、私が自由民主党の代表質問を行った。代表質問とは、これからわが党の議員が質問する諸問題の総論を提示するような性質のもので、私が質問を行った後、党友たちが各テーマを掘り下げてゆく形になる。

どうしても概要紹介や質問の方向性を示すのみの意味合いになりがちだが、その中でも私自身がこの一年間農林水産委員会で取り組んできた第一次産業の振興というテーマについてはこの県政研究のページでご紹介したいと思い、今月・来月の2回にわたって取り上げることにした。

質疑内容は抜粋である。詳細は長崎県議会のホームページで議事録をご確認いただきたい。抜粋に関する文責は野本にある。

地球温暖化が及ぼす農業への影響とその対応について

野本の質問:地球温暖化が進めばリンゴの適地が青森県から北海道に移行するとの予測結果が報道されている。また、ここ十数年をみても、台風の大型化、夏から秋にかけての高温や暖冬といわれる年が多くなっている。
県内の気温が高くなった場合、作付する農作物を転換するなどの対応が必要になってくるのでないか。地球温暖化により、本件の農作物の現時点で何らかの影響が表れているのか、またどのような対応を考えているのか。

県の回答:温暖化による農作物の影響としては、米の登熟不足、温州みかんの着色不良、越冬害虫被害などがでている。このため、県では高温でも品質低下が少ない米「にこまる」の作付拡大や温州みかんの着色促進・品質向上に有効なシートマルチ栽培の推進などの対策を進めている。
また台風の大型化に対応して、低コスト耐候性ハウスの整備、ハウスの補強や防風資材の導入を進めている。
更に今年度から、温暖化に適応する温州ミカンやイチゴの品種探索も開始する。

3月号の一問一答でも取り上げた、農業における温暖化対策についての質問。温暖化を食い止めるCO2対策の推進は最大限の努力をするとして、気候変化に応じた対応もまた必要になると考える。
今までと違った作物が長崎産として店頭に並び始めているが、農家の創意工夫に期待すると共に、消費者の側でも地産地消を心がけて、地元の産業を応援していただきたい。

新たな雇用対策を活用した耕作放棄地の解消について

野本の質問:長崎県の耕作放棄地率はここ10年間は全国ワーストワンを脱却できていない。長崎県は全国に先立って、実態把握と解消へ向けた取り組みを進めているが、耕作放棄を解消した農地は、農業生産に有効利用されてはじめてその本来の機能を果たすものであり、解消された農地で農業生産を行う担い手の育成確保こそが重要だ。
一方、雇用情勢が急激に悪化するなか、農業・農村地域における新たな雇用の創出や就農につながる農業技術習得支援を行うべきと考える。新たな雇用を活用して、耕作放棄地解消と担い手育成をどのように進めていこうとしているのか。

県の回答:緊急雇用対策を活用し、就農を目指す離職者等が働きながら技能実習を受けられる制度と、離職者等による耕作放棄地の復旧・保全活動を進め、これを優先的に新規就農者等へ貸し付ける、他県にはない事業を実施する。
更に営農指導チームによるサポートを行い、短期的な雇用対策にとどまらず、担い手の育成確保と耕作放棄地の解消を図る。

耕作放棄地解消策と雇用創出をからめた質問。農業の技術や営農の経営術を伝授することに始まり、担い手を育成・定着させるには、更に農業が真に魅力ある職業とならなくてはならない。
大地にふれて収穫する喜びという言わば”精神論的”な魅力だけでなく、”事業として”の魅力をアピールできる産業にするには、行政のインフラ整備が必要になると考える。
県政研究
毎月1日に更新しています。
県議会や委員会で質問した内容のほか、さまざまな県政に関する課題を検討しています。
皆さまのお声を、ぜひお寄せください。
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