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長崎県議・野本三雄の『長崎 夢、確かなカタチに!』

一問一答

2009年 2月

長崎魚市場・吉田社長に聞く、長崎の水産物流通の現状

野本の質問
年頭の1月5日、私は長崎魚市の初市式にうかがい、吉田孝社長にお話をうかがう機会を得ました。大変興味深いお話でしたので、今回は私が吉田社長にインタビューする形で、ご紹介したいと思います。
吉田社長、大変厳しい経済情勢ですが、水産物を取り巻く流通市場の現状をどのようにとらえておられますか?
吉田社長の回答

昨年の国内経済は、米国発の金融危機に端を発した金融市場の大混乱で、欧米景気が急減速したことにより、輸出依存性の強い国内景気はその直撃を受けることになりました。
漁業者を苦しめ、全国一斉休漁にまで追い込まれた原油・資源価格の高騰は、秋口から年末にかけて落着きを取り戻してきたものの、戦後最長と言われた景気の回復局面は終わり、雇用不安・将来不安、さらには人口減少による消費の急落が、水産物流通市場にも大きな影響を及ぼすことになりました。
総合スーパー・百貨店、さらには外食産業も縮小・撤退路線へと転じており、水産物を含む流通地図全体が大きく変わろうとしています。

野本の質問
厳しい状況の中で、しかし長崎魚市場は取扱量を増やしておられるようですね。昨年の実績について教えてください。
吉田社長の回答
昨年度の長崎魚市場の総水揚げ高は数量で15万3千トン、金額で400億円でした。このうち当社の取扱は、数量で14万8千トン(前年比120%)、金額で362億円(前年比106%)でした。
春先の定置網でのブリ漁は不漁でしたが、それ以外はおおむね、年間を通じて豊漁に恵まれました。お蔭様で当社としては10年ぶりに年間の鮮魚受託取扱金額200億円を達成することができました。
野本の質問
昨年はアンテナショップを開設されるなど、中国市場への進出を積極的に推し進められました。その後、どのような状況ですか?
吉田社長の回答
昨年2月にオープンした上海常設店での中国鮮魚販売も、その後順調に販路を拡大してきており、北京での展示商談会なども好評で、現在12都市、約100社への販売ネットを確立してきています。今後は日本からのアクセス次第で、物流のボリュームを拡大することができるだけの態勢が整ってきています。
野本の質問
環境は厳しいながら、明るい材料もあるというわけですね。今年はどんな年になるとお考えですか?
吉田社長の回答
世界同時不況・円高・デフレの影響は既に、水産物の対中国・対韓国輸出の激減という形で表れてきています。反対に、輸入水産物は今までの買い負け現象から一転して、国内市場に流れ込んでくるものと思われ、結果的に国内水産物の価格を引き下ろすことになると予測されます。長崎県の水産物流通の中核をなす長崎魚市場の公的役割がますます重くなるものと考えています。
もともと、生鮮水産物は漁模様により安定供給が難しい一方、常に高鮮度を求められるために在庫しての販売が難しく、セリ売りでは需要と供給の調整が困難なのです。
今年予測される状況を考えると、従来から行っている漁業者支援の為の買い支え事業を一層積極的に行うことにより、魚価の安定を図ることが重要になるでしょう。皆さまのより一層のご支援をよろしくお願いいたします。
一問一答
毎月1日に更新しています。
県民の皆さまにいただいたご意見・ご質問を、私が調べたり、関係部署に問い合わせてお答えしています。
一級建築士としての野本三雄にご質問をいただくこともございます。
皆さまのお声をお待ちしています!
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