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長崎県議・野本三雄の『長崎 夢、確かなカタチに!』

今月のトピックス

2008年 9月

マンガ『築地魚河岸三代目』を読んでみた
水産業を取り巻く現状がよくわかる!

映画・築地魚河岸三代目出演陣と原作コミックス第17巻

『築地魚河岸三代目』というマンガ作品を、とにかく読んでみてほしいと、事務所のスタッフに勧められた。元・銀行員で魚に関しては素人の主人公が、仲卸商の後継ぎとして成長していくストーリーで、すでに24巻が発行されているという。映画化されて今年6月には上映されており、シリーズ化も決定していて、寅さんや釣りバカ日誌に続く松竹の看板シリーズになることを期待されているらしい。

読んだのはシリーズ17巻の『ブランドのイカ』というストーリーで、壱岐の剣先イカのブランド・壱岐剣(いきつるぎ)を取り上げている。詳しくは述べないが、ブランドと呼ばれるには呼ばれるだけの知恵と努力が費やされている、ということを事細かに説明していて説得力があり、感心した。

壱岐剣は家庭用の食材として魚屋やスーパーに並ぶものではない。傷みやすいイカを、釣りあげた時点から漁師も決して素手で触らず、工夫をこらしたトレイに並べて持ち帰り、特別のルートで高級食材として販売されるほか、インターネットの予約販売などで流通しているため、スタッフ君も存在を知らなかったそうだ。このマンガを読んだ他県の友人に、「長崎にはいいイカがあるんだってね」と言われて読んでみたらしい。

このストーリー以外にも、たとえば、水産流通業界で軽視されがちな養殖魚が、生産現場のたゆまぬ努力により天然ものに勝る品質を勝ち得ているのに、なかなか相応の評価を得られない現状など、問題提起もされているそうだ。最も、映画の方は、原作マンガの情報発信の要素は薄められ、人情ドラマになっているらしい。

マンガといえば、我が自民党の幹事長・麻生太郎先生は、日本のサブカルチャーに理解があるというので、若者にも支持者が多い。スタッフ君は「若者に人気が出るようにいい顔しているのではなく、本当にご自分で選んで好きで読んでおられるのが分かるから、共感を覚える」と言っている。

今回このマンガ作品を読んでみて、どんなパンフレットやCMより、壱岐剣の価値を紹介するのに説得力を発揮していると私も思った。しかし、他の巻も読んでみてほしいと言われたのには正直困った。

マンガというメディアを馬鹿にしているわけではない。私にとってマンガといえば、サザエさんのように、決まったサイズのコマが整然と並んでいる形式が限界だ。マンガを読みなれない世代にとって、コマのサイズが変化し、読み順が分かりにくい今のマンガの「文法」のようなものが、まず飲み込めないのだ。

若いスタッフはまじめな顔で「この作品を読んで、水産業の現状のようなものが、今までよりもずっとよく分かりました。長崎県にかかわるストーリーもたくさん出てきますし、映画のシリーズ化が進めば長崎を舞台に、という話も出るかもしれません。ぜひ、読んでみてください」と説得する。彼らの世代向けの資料としては、大いに活用したい作品だと思った。

私向けには、彼にレポートでも書いてもらおう。但し、「資料」を読むのは就業時間外にしてくれることを願いたい。

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