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長崎県議・野本三雄の『長崎 夢、確かなカタチに!』

県政研究

2008年 1月

平成20年新春の初夢『諫早湾干拓地の菜種油燃料生産計画』
トラクターや温室暖房が、みんな“菜の花油”で動いている!

普賢岳山麓の菜の花畑 (写真:普賢岳山麓の菜の花畑)

地球温暖化対策のモデルであり地域循環型農業のメッカである諫早湾干拓に、全国から視察団が訪れる……私は諫早湾干拓に、こんな“平成20年の新春初夢“を見ている。

“日本一の菜の花畑”300haが諫早湾に出現

私が夢想する諫早湾干拓地の農業は、化石燃料である石油を使わない『自然に優しい農業』だ。
干拓地内を走り回る大型農業用機器、トラクター、コンバイン、自走式播種機、収穫機ハーベスター、それに施設園芸の温室暖房にも菜種油が使われている。地域循環型農業が実現している。
その菜種油は諫早湾干拓地にできた自然干陸地600haの半分の面積で作られる。
日本の菜種の総収穫面積は、平成17年で672ha。最大の収穫面積を誇る青森県でも、県下、まとめて244haだった。それが、1圃場で300haもあるのだから、正真正銘の“日本一の菜の花畑”が諫早に誕生するのだ。

菜の花から“菜種油”ができる。勿論、菜種油は、食料油だから軽油代わりに使うのは、もったいない話で、テンプラ油に使った後の廃油でよい。
しかし、ドイツでは全国800箇所のガソリンスタンドで軽油代替燃料として売られているそうだ。自然に優しいエネルギーだし、石油高騰の時代だから、価格を抑えた燃料油として考えてみる価値があるというわけだ。

自然干陸地の扱いは、承水池水質改善を主体に考えるべきだ。しかし、自然のままに放置した場合は、全面にセイタカアワダチソウなどが繁茂し害虫が発生することも予測される。(既に現在、その傾向にある。)夢の菜の花畑は、無農薬無肥料での栽培がされている。
現在、諫早湾干拓地では約5haの菜の花がすでに栽培されており、“菜の花フェスティバル”の観光事業に利用されてきた。私の夢は"花から団子への一歩前進“というところだ。

300ヘクタールの自然干陸地から150トンの燃料菜種油(BOF)ができる!

自然干陸地の菜種油生産高を概算してみよう。
農水省の平成17年の統計では、全国平均値で10aあたりの菜種の収量は148.2kgだ。
インターネットで調べると、主な生産地では平均250kgの収量があるらしい。ドイツでは400kgの例もあるそうだ。しかし、自然観陸地についての試算では、承水池水質改善のために無農薬無肥料となるため、10aあたり菜種生産量150kgに抑えてある。

栽培面積300haで450トンの菜種が採れる。これを絞ると、歩留まり30%で菜種油150トンができる。もしも、食用油として販売すれば1億円以上の価値になるだろうが、ここでは燃料化を考える。
菜種油は少し手を加えると、ほぼ同量の軽油代替燃料(BOF)としてディーゼルエンジンに使うことができる。燃料用菜種油1リットル100円として、実に1,500万円の燃料油としての菜種油が採れることになる。

諫早湾干拓地内の燃料需要を全て賄う自然干陸地の菜種油!

地域内で消費する軽油代替燃料の需要を自然干陸地の菜種油生産高150トンで賄うことができるであろう。
農業経営統計の“原料ばれいしょ生産費”では、平成14年で光熱水費は10aあたり2,048円であるという。この数値を採れば諫早湾干拓地の分譲農地680haでの光熱水費は計算上1,400万円となる。自然干陸地の菜種油で賄える数値である。

温室暖房をする施設園芸が多くなると不足するであろうが、菜種油の生産性を引き上げることができれば、諫早湾干拓地内の燃料需要の全量を自然干陸地の菜種油で賄うこともできるであろう。
諫早湾干拓地を、石油を使わない自然に優しい町づくりのモデルケースに。実現したい初夢だとは思いませんか!

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