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長崎県議・野本三雄の『長崎 夢、確かなカタチに!』

県政研究

2007年 12月

中国・韓国からの観光客が増加している
外国語観光広報ホームページの改善充実を急げ!

長崎県は中国・韓国からのお客さんを主体に考えるべきだ

国は、2010年(平成22年)までに訪日外国人旅行者1千万人達成を目標にしている。2006年実績733万人。年率8%の増加が必要である。国土交通省の「宿泊旅行者統計調査報告」によると、平成19年1〜3月の長崎県への宿泊者延べ数約108万5千人で全国24位、内外国人数は約11万人で県別で全国4位、宿泊者総数の1割(全国平均6.7%)が外国人であるという。

国土交通省は「ビジット・ジャパン・キャンペーン事業」で、韓国・台湾・中国・香港・タイ・シンガポールなど12カ国を重点市場と位置づけている。長崎県への外国人来訪者も韓国人・中国人を主体に多くなっている。ハウステンボスに行くと韓国語や中国語の団体客が大半では無いかと思われるほどの賑わいである。

対馬への韓国人の観光も多く、韓国人による別荘地の購入などをみた我が国の文筆家が「対馬は韓国に取られそうだ」と半ば真剣に声を挙げるほどである。プラス志向に転じて、むしろ彼らに本土まで足を延ばしてもらう方策を考えるべきであろう。

中国からは今後、観光客の急増が予測される

中国では、旧正月の春節、労働節ゴールデンウィーク、10月建国記念日の国慶節などの長期休暇での海外旅行が増加している。労働節を除けば日本の祝日とずれるところが、誘致する観光地の側としては魅力的である。

これまで中国からの海外旅行といえば、シンガポールなど東南アジアへの旅行が主体だったそうだが、最近は日本に旅行するコストとさほど差がなくなってきたと言われている。中国からの修学旅行も増加しているというから、目標を明確にして重点的な誘致策をとるべきであろう。長崎の特性は大陸に近いことである。

平成20年は北京オリンピック、平成22年は上海万博である。中国人も日本人も、そちらに眼を向けるであろう。その間隙をぬって平成21年に“長崎中国年”開催を企画して、国内はもちろんだが中国からの観光客誘致の具体的行動をすべきだというのが、私のかねてからの主張である。

外国人が見たい読みたい「長崎県の観光広報ホームページ」にしたい!

長崎県は「観光広報ホームページ」に力を入れている。他県のそれと較べると、それがよく判る。英語・中国語・韓国語のホームページも提供されている。しかし、『誰』をターゲットに広報するのかを考えて、内容を十分に検討する必要があると思う。

ここでは、特に中国人誘致という観点から、長崎県の中国語版観光案内サイトについての考察をしてみたい。

日本人向けパンフレットの焼き直しではいけない

まず、タイトルからして不満がある。なぜ『Welcome to Nagasaki in JAPAN』と英語なのか。中国人はオリンピックも“奥運会”である。中国語で迎える気持ちが欲しい。

「歴史」の項に倭冦・元寇なし。平戸生まれの日中混血児・中国の英雄・鄭成功なし。鎖国時代の対馬藩による朝鮮交易なし、朝鮮通信使も雨森芳州もない。オランダやポルトガルとの交易を書くよりも大陸交易にふれ、長い交流の歴史を語るべきであろう。

「長崎漫歩」の項、平戸北松地区に倭冦あれども元寇なし、鷹島蒙古村があるのみ。長崎地区に新地中華街なく、北京故宮博物院と提携した世界で唯一の常設博物館・中国歴代博物館さえも紹介されていない。

ショッピングや造船所など近代産業の紹介などにも中国人は興味を持つであろうが、全体として、日本人対象のパンフレットを直訳したとしか見えない。英文、韓国語のどちらも内容は同じである。

長崎には、多くの中国や韓国の留学生がおられる。その人たちの声を聞き、日本人向けのパンフレットを焼き直したような内容を、まずは改訂されんことを願うものである。

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