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長崎県議・野本三雄の『長崎 夢、確かなカタチに!』

県政研究

2007年 11月

国営諫早湾干拓事業 急がれる地域振興策としての町づくり

諫早湾干拓事業は今年度の事業完成にむけて工事が進んでおり、いよいよ営農開始が目前に迫っている。9月20日の県議会一般質問で、わたくし野本三雄は、5項目について、県の取り組み状況の質疑応答をした。

1.営農の確立状況をみて、当面のリースから将来は農地の買い取りに対応

〔野本の質問〕 県は今年3月に策定した干拓営農者の公募基準において農地のリース料を10アール当たり年間2万円を標準にしていたが、干拓農地の取得財源について有利な融資借り入れ制度の活用により、これを減額して当初5年間は年間1万5千円するとともに、リース料収入による県農業振興公社の農地取得費の償還にも支障無しと言われている。償還終了後も農地は県農業振興公社の所有であり、営農者は償還終了後もリース料を支払うことになり営農者に不利になるのではないかと思うが、県の考えを訊きたい。

〔金子知事答弁〕 干拓農地のリース方式は、適切な農地利用、環境保全型農業の確実な実施、農家の初期投資の軽減などの観点から採択したもので農業者からも高い評価を得ている。営農が確立するまでの当初5年間は、農業用水などの維持管理費1万円とあわせて、10アール当たり年額2万5千円の負担となる。入植希望者の多くが、将来的には買い取りを希望されているので、今後の営農の確立状況をみながら対応したい。

2.入植希望者の4割が試験栽培で干拓地農業を体験している

〔野本の質問〕 干拓地は、元々海底であった。そこで、農作物の収穫が期待できるのか不安がある。県は干拓地で営農試験をしているが、その結果は営農者が安心できる確たる見通しがあるのか。

〔農林部長答弁〕 干拓地の営農試験の結果については、干拓地はミネラル分に富んだ優良な農地であり、入植希望者の4割が試験栽培を経験しており、農地の特性を理解されているとみている。

3.農地681ヘクタールに対し996ヘクタールの入植応募者で好評

〔野本の質問〕 県農業振興公社は、去る8月6日から9月3日まで干拓営農者の公募をしたが、応募状況を訊きたい。

〔農林部長答弁〕 農地681ヘクタールに対し996ヘクタールの応募があり、県内農家等54戸の888への宅地ヘクタール。県外農家等8戸の108ヘクタールである。
(参考:スケジュールでは、12月に入植者の審査がおわる。)

4.農業資金の確保に県も国・地元市と補助事業について積極的に取り組む

〔野本の質問〕 最終的な干拓営農者の決定に伴っての支援策について、県がどのように係わっていくのか。
(参考:大規模な国の制度融資資金が予定されている。)

〔農林部長答弁〕 営農支援策については、大規模農業機械や施設の導入について国地元市と補助事業について調整を積極的にとり組むほか、営農指導について支援していく。

5.まだ手つかずの状態か?急がれるのは地域振興策としての町づくり

〔野本の質問〕 干拓事業完成後の地域振興策について。干拓地は、単に農作物の生産の場となるだけでなく、農家住宅・道路や緑地も造成される。町づくりの視点からの県の考え方を訊きたい。
(参考:野本の意見は、これまでの記事を参照ください。)
全長7qの潮受け堤防道路の進捗状況については、農産物の輸送、観光道路として、地元の期待が大きい。進捗状況を訊きたい。

〔農林部長答弁〕 干拓地や周辺地域を含めた町づくりについては、農業者以外への宅地の売却は地域での営農生活に必要不可欠の者に限定されるのであって、農業者や諫早市など地元の意向が重要であり、今後十分に検討が必要と考える。
(野本私見:地域振興策としての県答弁については、検討がこれからであるように受け止めている。)
潮受堤防道路の活用については平成18年度末で88パーセントの進捗状況で、本年度は潮受け堤防部400メートルの舗装と取り付け道路について年度内の着工をめざす。また、地元からの要望がある工事用道路を年内に暫定利用開始するために国道との取り付け部の工事をしている。
(参考:潮受け堤防中央部の観光展望台と駐車スペースが狭いという整備要望等が、9月25日の議会で、地元選出の中村和弥県議と八江利春県議からされている。)

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