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長崎県議・野本三雄の『長崎 夢、確かなカタチに!』

今月のトピックス

2007年 10月

“長崎くんち”やぶにらみ論!
キリシタン禁制と住民宣撫対策、今や長崎観光の目玉事業!

大正末期の『おくんち大波止お旅所』長崎県立図書館蔵「長崎市史風俗篇」より
(▲写真:大正末期の『おくんち大波止お旅所』長崎県立図書館蔵「長崎市史風俗篇」より)

“長崎くんち”は、長崎の諏訪神社の祭礼である。10月7日から9日までが“おくんち”だが、神様にお楽しみ頂く奉納踊りを担当する“踊り町”は7年目毎に回ってくる順番を待ちかねたように、6月から準備を重ねる。そこのところを金子長崎県知事のメルマガが紹介している(金子長崎県知事メルマガは、長崎県ホームページから登録作業が出来る)。また、“おくんち”のこと、詳しくは『長崎伝統芸能振興会』のホームページをご覧頂きたい。

キリシタン禁制との係わりが出発点、いまや“長崎観光”の最大の担い手に

長崎奉行の肝いりで新社殿が建設されたのは1648年。そのころ、キリシタン禁制に頭を痛めたお奉行さまが、「神社のお祭りを奨励する」深慮遠謀の仕掛けをしたのだそうだ。お祭りの4日前に“庭見せ”と言う行事がある。商店などが店先から奥の奥まで「キリシタンではありません」と飾り立てて公開展示するというのだから、当世政治家のお手本なのかも?

そんなお祭りが、いまや、国指定重要無形民族文化財として市民に生きる活力を与えているのだから、お奉行様さまさまというところ・・・。キリシタンも仏教徒も無神論者もみんなお祭りを楽しんでいる。

お役所からの“海外貿易利潤分配金”が、お祭りに拍車をかけた!

長崎人のお祭り大好き心を支えたのが、長崎の官営海外貿易からの利潤を市民に分配し、市民の懐具合を豊にしたことにあると・・・いわれている。

分配金制度は、“かまど銀”と“箇所銀”。かまど(竈)銀は長崎の借家人に毎年銀30匁ほど、箇所銀は長崎の地主家持ちに毎年銀230匁ほどが長崎会所から配分されたのだそうだ。この制度は1868年(慶応3年)まで続いたのだから長崎会所の設置された1698年からすると、150年間余も税金無しどころか生活補給金が頂けたというのだから羨ましい限りだ。

ところで、銀30匁は、いまのお金でどのくらいの金額だろうか・・・・。 幕末期の大工さんの手間賃は1日3匁位だそうで、そうなると10日分の手間賃になる。 日当2万円とすると20万円相当というところか??箇所銀の230匁なら150万円だ。年に150万円の副収入…うらやましいこと、この上ない。

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地元・長崎の話題を中心に、季節の話題から行政の話まで、肩のこらない読み物にしたいと考えています。
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