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長崎県議・野本三雄の『長崎 夢、確かなカタチに!』

今月のトピックス

2007年 9月

長崎・崇福寺の中国盆 遅刻してお帰りになったご先祖様もおもてなし!

崇福寺の国宝・第一峰門
(▲写真:崇福寺の国宝・第一峰門)

長崎には、海外との交流の歴史から生まれた珍しい行事が多く、旧暦の7月26日から28日までの崇福寺の“中国盆”も、珍しい行事のひとつ。今年は、新暦の9月7日(金)から9日(土)までの3日間になります。

長崎の“お盆”は、さだまさしの歌“精霊流し”で全国版になり、里帰りされていたご先祖様には8月15日に精霊船に乗って極楽浄土にお帰り頂きます。

盆は盆でも、“中国盆”はちょっと違う。亡くなったご先祖様も供養するのでしょうが、本来は魑魅魍魎の虫けらから牛馬まで、有縁無縁のすべての霊をお招きして3日間、無料の食事を提供し、楽しい一時を過ごしていただき、金山銀山の炎に乗って帰りいただくのだそうです。

“中国盆”というのは、長崎人が付けた愛称で、正しい行事名は“普度盂蘭盆勝会”(華僑の人は略して“ぽーる”)といい、施餓鬼(せがき)の行事だそうです。餓鬼道では、食べようとするものが皆炎になって食べられず、がりがりに痩せてしまう所だそうで、そのような人を招いて供養するのが功徳。お線香でもあげて、閻魔様の裁判で餓鬼道行きを申し渡されないようにしなければ・・・・。

この行事には、まだ続きがあります。あの世にも交通渋滞があるのでしょうか、何かの事情でお盆期間中に遅刻してこられた霊魂のために中1日をおいた新暦9月11日にお供物を捧げ読経してお送りする日が準備されています。“補施”(ぼーぜ)というのだそうで、なんと現世的・中国的な優しい心遣いだろうと思うのです。

3日間、崇福寺には、沢山の料理が並べられ、境内には紙で作られたミニチュアのいろんなお店屋さんが並んでいます。お線香がたかれ、読経があり、獅子舞が踊り、爆竹がはじけます。3日目のお帰りになるときは、あの世でお使いになる金紙や銀紙のお金を金山、銀山に投げ込んで燃やします。この期間の夕刻5時からは観光客の拝観料無料。

崇福寺は、福州出身の華僑の菩提寺。九州の国宝建築物5つ、そのうち3つが長崎市にあり、2つが、ここ崇福寺の第一峰門と大雄宝殿。崇福寺へは、市内循環100円バスらんらん号で崇福寺前下車、または、100円チンチン電車の正覚寺下電停で下車。

長崎には4つの唐寺があります。崇福寺(福州、1629建立)、興福寺(南京、1622建立)、聖福寺(広東、1677建立),福済寺(泉州・しょう州、1629建立)、檀家の出身地が違うのだそうです。中国盆の期間に4つを巡ってみてはいかがでしょうか。

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