3月県議会の野本三雄の一般質問から
 「景観を重視したまちづくり」に県も力を入れよ!
最近の長崎市内を眺めると長崎市らしい景観・風情がなくなりつつあり危惧をいたしております。
特に歴史的建造物、例えば寺、神社、教会、洋館群などの周辺や新しくできた長崎歴史文化博物館一帯は観光客が沢山訪れる場所であり、街の全体的な雰囲気をつくるためにも景観が重要です。
景観は歴史が残してくれた文化遺産であり、私たちが次の世代へ引き継ぐべき宝だと思います。観光都市長崎が日本のどこにでもある景観となってしまえば、ますます、観光客は減るのではないでしょうか。

長崎市は中核市ということで、市役所が都市計画法や建築基準法の権限を持ち、また、市都市景観条例による指導の権限をもっているため、県としてなかなか助言口出しできないことは承知しておりますが、このまま放置できない問題だと考えます。
幸い、長崎歴史文化博物館は、県と市の協同事業で取り組んでおり、また、女神大橋のライトアップ事業もそうです。地方分権の時代ですから、県と市の役割分担が大切なことは当然ですが、将来に禍根を残さないよう町づくりという大きな戦略については、県と市がうまく協調していくことが必要です。

そこで、次の2点について質問いたします。
1点は、長崎市の町づくりについて、県市の協議のあり方、市に対しての助言などは、どのようにされておるのか。
2点は、今回、土木部に設置される「まちづくり推進局」では、変化する市町行政の中で、どのように景観行政に取り組んでいくのか
、お尋ねいたします。





長崎市の景観町づくりについてのお尋ねでございますが、議員ご指摘の通り、景観に関する主な権限は長崎市にありまして、最近では旧唐人屋敷周辺の館内新地地域を都市景観条例に基づく景観形成地域に加えるなどの取り組みが行われております。
県政研究
県といたしましても、これまで景観形成のあり方については、県長崎市都市づくり連絡会議の場で協議したり、県議会における議論の趣旨を、その都度、伝えるなど市との間で話し合いの場をもってきております。
由緒ある諏訪の森地域一帯についても長崎歴史文化博物館が開館したところでありますので、この一帯を当初の考え通り、将来に亘って文化の香り高い魅力ある空間として維持していくための景観に関する法律や条令の活用により、取り組みが一層推進されるように更に話し合いを進めてまいりたいと思います。

次に、まちづくり推進局では、どのような景観行政に取り組むのかとのお尋ねでございますが、今回の組織改正で、土木部内にまちづくり推進局が新設されます。景観まちづくり室において局内の都市計画課と協同して地域の良好な景観形成を促進するための施策に取り組むと共に、庁内各課との連携を深めてまいります。

具体的には、修景事業に対する支援施策や景観計画及び都市計画に関する技術的助言、さらに町の骨格を形成する社会基盤整備事業の計画面での調整などによって、新しい市町の美しい景観町づくりを今後積極的に支援してまいりたいと思います。

※議事録はまだありません。この記事の文責は野本三雄にあります。
3月県議会で、野本は8項目を質問しました。
今月の『野本のお約束』のページで、その8つの項目を掲載しております。
『県政研究』では、その中からピックアップした内容を、今後、一つずつご紹介します。
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野本質問
知事答弁