1 高齢化社会に対応し、生きがいのある社会づくり
高齢者に優しい斜行エレベータや斜面リフト
  (↑写真 左:大浦地区の斜行エレベータ、   右:水の浦地区の斜面リフト)

一見の価値あり長崎市の試み

長崎市街地は、7割が斜面地で高齢者や体の不自由な人には悩みの種です。斜面市街地のおおくは、道幅1〜2m程度の階段道路網で、家屋密集のため用地買収困難、急勾配で車道整備も難しいといいます。

長崎市は、その悩み解消のために他都市には見られない斜行エレベータや斜面リフトを市道に設置するというユニークな試みをしています。長崎県下には他にも急傾斜市街地は多くあり、この長崎市の試みは一見の価値ありといえます。

無料です!斜行エレベータ、観光にも活躍期待
長崎の石橋電停近くの斜行エレベーターは垂直エレベータと連携して地域住民だけでなくグラバー園に来る観光客にも“どなたのご乗車も料金無料”ですから好評。高価な投資(2施設あわせて約10億円)も道路建設費よりも安いとのことです。

横の平道を歩くのはよいが、階段・坂道は本当に嫌なものですから、利用率を高める努力に期待しましょう。

斜面リフトは交通弱者の専用です! 
だが利用範囲の拡大に知恵をだしましょう!

斜面リフトは、5箇所にあります。グラバー園と稲佐山のリフトは公園用です。

他の3箇所は天神地区、立山地区、水の浦地区です。斜面住宅地の交通弱者対策用で、利用するには“利用者カード”が必要です。このカードは、市役所から委託された地元自治会やまちづくり協議会で交付を受けなければならなりません。カード発行数は3箇所合わせて735枚(平成16年7月現在)。まだまだ、利用したい人は多いと思われます。

交通弱者とは、@65歳以上の人A障害等で階段の歩行が困難な人B病気通院の人C乳幼児のいる家庭の人や妊婦を言うのだそうです。

安全確保のためにはフリーとはいかないでしょうが、地域外からの来訪者に高齢者や足の不自由な人がいないとはいえません。市役所も知恵をだしてもらいたいものです。事故防止対策が取れれば、利用範囲を広げるべきではないでしょうか。宝の持ち腐れにしてはいけません。
野本三雄の見ます・聞きます・話します 1・高齢化社会に対応し、生きがいのある社会づくり 2・女性の地位向上と能力の発揮できる環境づくり 3・たくましい心と体を育て、豊かな感性を育む学習環境 4・暮らしと産業の基盤である交通網の整備促進 5・農林水産業の近代化と体質の強化 6・商工・観光の振興
野本三雄のお約束