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野本三雄の 県政研究 ライン
長崎県の財政危機回避策を考える・平成16年度一般会計歳出予算を7,300億円に

 写真) 上:有明湾奥、佐賀県の干拓大堤防
     下:堤防前面の七面草の群落、新しい自然の誕生

リストマーク 有明海のノリ養殖では、毎年2千トンの酸処理剤が使われているという。
酸処理剤を海水で希釈した水槽に海に張ったノリ網を浸して、また海に戻すのである。
ノリ養殖業者は、酸処理剤を「ノリ活性剤」といっているが、生物が生きる環境を破壊する酸処理剤が活性剤でないことは明白だ。
ノリにとっては、悪影響が少ないというにすぎない。

なぜ、酸処理剤が使われるのか。
ノリ網には、海水温度が高くなるとアオノリなど雑藻が繁殖する。アオノリはアサクサノリよりも酸に弱く、酸処理剤を使うとアオノリの繁殖を抑えることができる。アサクサノリは生き残って、ふたたび成長をはじめる。水田で使用される除草剤に似ている。薬を使用しないと、作業量が大変なのだそうだ。

リストマーク 国や県も、“酸処理剤は環境にやさしくない”ことは、十分認識されているようだ。
ある県庁担当者は、ノリ養殖の会議で「酸処理剤使用にあたっては、水産庁次官通達を遵守し、使用酸処理剤についても全漁連全海苔連認定品の中から漁連が選定し、系統を通じて各漁家に配布している・・・最小限の使用、繰り返し使用、残液の陸上回収徹底・・・の指導強化・・・」と現状を説明している。その実態はどうなっているのだろうか。
毎年の使用は海底に蓄積されていないだろうか。

※各県の取り組みについては、クリック→水産庁有明海ノリ不作等対策関連情報・各県における具体的な取り組み

リストマーク NHKの報道が、某大学教授の「酸処理剤は、海底のヘドロ化をもたらす。」という研究を紹介していた。
海底のヘドロ化は、二枚貝を死滅させる。二枚貝による海水浄化機能が無くなる。植物性の藻が大繁殖し赤潮が発生する、悪循環の始まりだろう。
この原因の一端を、漁業者自身が担っているのではないか。完全な無罪ではないであろう。
ノリ養殖で使う「酸処理剤」の使用禁止か、すくなくとも、中長期の使用停止での研究調査をすべきだと思う。

リストマーク あるノリ養殖関係者は、次のように書いている。
「ノリ養殖が終了したあとのノリ漁場に行けば、支柱が立ってなかった時の干潟の底質と支柱が約半年間立っていた後の底質は明らかに異なり・・・」
『有明海湾奥部の4県のノリ養殖がほぼ同時に行われるわけですから、環境への影響は大きいでしょうね。」
「この(海の)再生力が年々によってどの程度働いているかが、ノリ養殖にも大きく影響する・・・・我々生産者サイドにいる者は特にこの機能が十分に働いてくれるような、漁場の使い方をすべきではないかな」

ライン

リストマーク ↓過去の記事は、こちらからお読みいただけます。 リストマーク

掲載号 テーマ
2004年
5月
『長崎県中長期道路整備計画(案)を考える』
〜"夢"はすばらしいが、整備資金調達計画に疑問符〜
2004年
4月
『都市国家、長崎の国創り』そのA俵口先生寄稿
〜都市国家戦略論 なぜ、いま都市国家論なのか〜
2004年
3月
『都市国家、長崎の国創り』その@講演要旨
〜野本三雄政経セミナー・俵口一彦先生講演より〜
2004年
2月
長崎県の財政危機回避策を考える
〜平成16年度一般会計歳出予算を7,300億円に〜
2004年
1月
ホームラン条例に期待!
〜県の主要計画策定時の県議会関与を強化する条例制定〜
2003年
12月
5年後、長崎県は破産する?!ン?
〜徹底した事業の見直し、行政改革で行政コスト縮減を〜
2003年
11月
長崎県の人口減少と県の財政
〜地方分権による財政措置制度の変化を心配する〜

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