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野本三雄の 県政研究 ライン
長崎県の財政危機回避策を考える・平成16年度一般会計歳出予算を7,300億円に
講師:俵口一彦 氏(ひょうぐち かずひこ)
      慶応大学卆 (都市社会工学)
 街づくりコンサルタント
        


リストマーク “カタカナのナガサキ”から“ひらがなのながさき”へ
アメリカのテレビで世界の天気予報をみると、日本で取り上げられる都市は東京、大阪、札幌、広島そして長崎でした。長崎は世界的都市なのです。カタカナのナガサキは「ピースフロムナガサキ」で世界に平和を発信していますが、もうひとつ、自分を内から見つめ、自分の持っている財産を大事にする、“ひらがなのながさき”の取り組みが必要なのではないでしょうか。

リストマーク 長崎はチャンポンの国際交流の歴史“独自性”を活かせ
ヨーロッパ人は、イスラム文化圏のモカ、インド文化のゴアそしてバタビアの文化、マカオや香港の中国文化をちゃんぽんにして長崎に伝えました。長崎人は、それに日本の文化を加えて独特の文化をつくりました。ヨーロッパ文化だけではない、この長崎独特の文化を大事にしたいものです。
観光客は、長崎に『オランダ』を見に来るのでなく、長崎独特のチャンポン文化に日常性を離れた独自性をみて、長崎を訪れます。異文化・異空間の世界を求めているのです
近々、中国に長崎のハウステンボスに類似したテーマパークができるそうです。オランダそのものを見るためでしたら中国人も長崎までは来ないでしょう。そうではない日本の文化と混じりあった歴史文化の街を見せるべきです。
長崎観光には、この豊かな独特の資産を“歴史の舞台装置”にまとめ上げていくことが大事なのです。
明治大正時代の長崎には多くの領事館がありました。江戸時代と比べても最も華やかな時代です。400年分の歴史はあまりに材料が多く、観光資源としてまとめ切れていない感があります。よその町から見ると分けてもらいたいくらいのものです。
アメリカ、ニューメキシコ州都サンタフェ市は、殖民地時代の街並みを再現して観光客を集めているますが、家の内部は近代化され人が住んでいます。“温故知新”でなく“温故創新”だなと感心しました。砂漠の中に再現された200年前の街で、“インデアンの石”という宝石をネイティブアメリカンの人が昔の衣装で売っています。近くにあった同じような町はゴーストタウンになっているところもあります。サンタフェには自分たちの街は自分たちで守るという心意気が見えます。
新しい街づくりには、“温故創新”で、もっている町の宝、資産を活かして町を創造する心が大切です。ちなみに、ニューメキシコ州の大都市アルバカーキー市は佐世保市と姉妹都市です。

リストマーク 長崎空港は立派な“鯛”、だが横になって寝ている。長崎空港に新幹線駅をつくり、大村湾を渡る橋で長崎と直線で結ぶ
たとえば、長崎が持っている宝のひとつは長崎空港です。長崎空港は3千メートルの滑走路を持つ24時間運用可能、気流の安定した気象条件の良い安全な海上空港です。しかし利用の現状は満足できるものではありません。
九州の空港密度は高く世界一で、空港銀座といわれています。それらがみんな東京大阪と結ばれていて、地域内でリンクされていません。閑散とした空港がでてくるわけです。
福岡に海を埋め立てる新空港建設計画があるますがコストが高く、立地的にも海流の関係で気流が安定していません。安全性は長崎空港が日本一なのです。
ドイツのミュンヘンやベルリンの空港には新幹線駅があり、空と陸のネットワークが出来ています。日本には空港と新幹線駅が同じ場所というのはありません。大村空港に新幹線の駅ができて、大村湾を渡る橋をつくり直線で長崎に乗り入れるならば、全国でも有数の便利な空港になるのではないでしょうか。
長崎空港を活性化して、アジアとのネットワークをつくる。日本には24時間運用の空港は数少ないのですから、九州山口広島を含めて広域の圏域の問題として考えていくことを提案したいのです。福岡空港と長崎空港がタグを組んで、役割り分担するのです。
長崎空港は、立派な“鯛”だが、横になって寝ているように、私には見えます。

リストマーク 上を新幹線、下を走るチンチン電車の高架鉄道
空港と長崎間の新幹線は高架にして、上を新幹線、下を路面電車に使ったらどうでしょう。国道206号から電車軌道を移せば、交通渋滞の改善策になります。鉄道と道路づくり予算を合わせて考えると経費の節減にもなります。地元から声をあげなければ国は動きはしません。

リストマーク 都市国家、長崎の国づくり
2008年の北京オリンピックのあと、中国国民全ての海外旅行が自由化されます。中国は大市場。中国のお客さんに長崎空港を利用した観光コースを、西日本九州圏域の視点で提供できるように考えていくべきでしょう。
観光産業のみに限らず、長崎をひとつの都市国家と考えて福岡国や他の国と渡り合っていく気概をもち、他人任せでなく自分で考えて行動することが、生き残っていく道なのです。
そして、九州山口広島までの広い都市国家連合という考えで取り組む姿勢がなければ、なにごとも福岡国に取り込まれてしまうでしょう。
都市国家、長崎の国づくりができれば、他の都市国家と競いながら役割を分担し、都市国家連合をバックアップしていくことができます。

ライン

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掲載号 テーマ
2004年
2月
長崎県の財政危機回避策を考える
〜平成16年度一般会計歳出予算を7,300億円に〜
2004年
1月
ホームラン条例に期待!
〜県の主要計画策定時の県議会関与を強化する条例制定〜
2003年
12月
5年後、長崎県は破産する?!ン?
〜徹底した事業の見直し、行政改革で行政コスト縮減を〜
2003年
11月
長崎県の人口減少と県の財政
〜地方分権による財政措置制度の変化を心配する〜

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