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日本で2番目に良く見られるノコギリクワガタとは↓なクワガタです

学名
Prosopocoilus inclinatus
分布
日本全土、朝鮮半島
体長
♂32〜74mm ♀25〜38mm

通称本土ノコギリクワガタです。真っ赤なボディが売りですが、黒い奴もたまにいます。比較的昼間も行動するクワガタで、寿命は一夏限りだったりします。

ノコは大きさによってアゴの形が大きく変化するクワです。
左上は61mm、左は41mm、右は50mm。個体が大きくなればなるほどアゴの湾曲が強くなるクワです

ノコギリクワガタの成虫は6月から9月にかけて発生します。比較的規模の大きな森などでみられるクワです。秋までの短い間ですが、持ち前の負けん気の強さを発揮して樹液場では大暴れをしてます。しかしあまり強くはないです。秋風の吹く前に産卵をして成虫は死んでしまいます。
画像のノコは右下を除き・やっちー研究所様の生まれです
幼虫は下のような姿形です。コガネムシなどの幼虫と良く似ていますが、朽ちた木を食べているので木の中で暮らしています。

どちらも3令幼虫ですが左が♂右が♀です。左の♂はかなり成熟していて黄色くなってきています。右の♀はまだまだ成長途中な状態です。

ノコの幼虫は立ち枯れした朽木の地中部分などに良く見られるらしいです。良く朽ちて割と水分を含んだ部分を食べて育ったのち、地中にでて蛹室を作るといわれています。育つ環境によりますが12ヶ月前後で成虫になります。

幼虫は卵→初令(初齢)→2令→3令(終齢)と段階を追って成長していきます。各令の見分けかたですが頭幅をみるとわかります。

左は2令幼虫、右は3令幼虫です。目安としては2mm位の頭を持っているのが初令、5mm位までの頭幅が2令、3令幼虫はそれ以上の頭幅があります。育った環境などによって各令の頭幅は違いますので参考程度にしてみてください。上の段の左の3令♂は12mm程度の頭幅になってます。

2令幼虫になると雌雄の判別ができたりします。左の画像の赤マルの部分を拡大したものが右の画像です。白っぽい丸い部分がみえます。卵巣らしいです。

雌雄の判別ですが、上記以外にもお尻の形などで見分ける方法もあるみたいですが私は知りません。それに、上に記した卵巣マークがあるからといっても♀だとは限らなかったりするらしいです。また、さっぱり卵巣マークがなかったのに♀だったなんて事もあるみたいです。
ノコギリクワガタの一生を簡単にまとめてみました。個体や環境により、表とは大きく異なることがありますが、おおざっぱにまとめると下のようなライフサイクルになっています。野外での生活を想像していますので飼育下では、かなり異なると思います。

グラフが表示されない方はお手数ですが・こちらをご利用ください
| 一年目 | 6月 | ノコギリクワガタの成虫の活動開始です!樹液場でカナブンを蹴散らかすべく立ち上がります! | |
| 6月〜9月 | 7月8月と恋のシーズンだったりします。この時期は夜になると外灯などの下で拾えたりします。♀は十分栄養をつけたのち産卵場所を探し卵を産みます。 | ||
| 10月 | ノコギリクワガタの季節の終了です。夏に産み落とされた卵は孵化して、幼虫として育っている時期です。 | ||
| 二年目 | 〜7月 | 冬の間は成長を止めていた幼虫は春先から夏に向けて、すくすくと成長していきます。 | |
| 7月〜9月 | 前年のいつ孵化したかによりますが、十分に成長した幼虫は気温が下がる前に蛹になり羽化をします。 | ||
| 10月以降 | 羽化した個体は、その年は活動しません。休眠などと呼ばれる行為に入ります。成虫のまま蛹室の中で翌年の夏まで、じっとしています。 | ||
| 三年目 | 6月 | 前年、羽化した成虫は冬の寒さを耐えしのぎ暖かくなった頃に活動を開始します。 | |
| 〜10月 | 長いような短いようなノコの一生の終わりです。夏の間、樹液場で大暴れしていた♂は比較的早い時期に☆になります。♀は子孫を残すために少しばかり長生きして卵を産みつづけます。その♀も10月の終わり頃には姿を消してしまいます。 | ||
| 10月〜 | また来年!o(^▽^)oでも、飼育下個体はまだまだ元気だったりもします(^^; |
ノコギリクワガタは休眠と呼ばれる行動をとるクワガタです。休眠とは羽化後しばらくの間、活動しないでじっとしていることです。オオクワやコクワなども羽化後しばらく蛹室から出てきませんが、ノコはその時間が桁外れに長いのです。夏に羽化した成虫が活動するのは翌年の夏になったりします。
なぜ、そのような行動をとるのかは諸説ありますが、今のところハッキリとした理由はわかっていないようです。また、休眠ですがすべてのノコが取るわけではなく、休眠などせずにすぐに行動する個体もあるみたいです。こういった個体に関しても、春先に羽化すれば休眠しないとか色々な意見がありますがハッキリしていないようです。休眠期間中に無理やり活動させたりすると☆になってしまいます。羽化後に冷蔵庫などで擬似冬を体験させてやると、活動しはじめるといった話もあります。とにかく今のところは謎の多いクワなのです。。。