プラネタリウムと適塾

07年4月25日(水)

今回で第5回目になりました七期・外遊びクラブは「市立科学館」「中央公会堂」「適塾」「薬の資料館」に行くことになりました。前回同様天候が心配でしたが、やはり前線の影響で初めての雨天決行となりました。地下鉄四つ橋線「肥後橋駅」に10時集合、18名の参加です。今回の特徴は初参加の人が9名と多かったことです。坂口さん、西田さん、河井さん、下村さん(以上男性)と、角谷さん、井関(尾崎)さん、佐藤(林)さん、増井さん、上野(池島)さんです。そのほか、久しぶりの池川さんをはじめ永楽さん、森本さん、笠村さん、榎本さん、永楽さん、来田(西井)さん、村田(原)さんとご案内の村元です。
2号出口から出ると小雨が降っていました。「お前やろ、雨男」と楽しそうに喋って出発です。

予報では昼前から天候が回復するという事、「プラネタリウム見て出てきたら天気やで」の予想は当たりました。
四ツ橋にあった電気科学館と違ってすごく外観も立派になっています。傘をたたみ早速入場券を買います。大阪市市民と障害者手帳を持っている人とその付き添いは無料、他は600円を払って11時の開演を待ちます。小学生がたくさん来ていて、1階から4階までの「展示室」(体験学習が出来るスペース)の方から高揚した歓声が聞こえてきます。
時間がまだあったので、子供たちがお弁当を食べたり、学習したりする部屋をお借りして自己紹介。明日香に引き続いて、ホーム名と出身中学校と名前を言うことにしました。(写真は坂口健二さん)

地下1階のプラネタリウム室に行く手前に、馴染みの71年前にドイツ・カールツァイスから買った天象儀が鎮座していました。説明のおじさんのくぐもった声が聞こえてきそうです。

150名ほどの小学生は前の席にまとまって座り、我々は後ろの方のいい席に案内してもらいました。子供たちのざわめきも懐かしく、いよいよ西の空に太陽が映し出されます。今夕の星空です。太陽が音楽とともに沈み、月が中天近く現れます。老人会や若いカップルもいましたが、説明の内容は子供向けに易しくしていました。月の明かりが邪魔なので消しますと、真っ暗闇・・・久しぶりの体験です。近代生活の中で、闇の中にいる、ということはほとんどありませんよね。45分間はあっという間に過ぎ古い天象儀の前で記念撮影。(写真は河井、村田、坂口各氏)

2時前ですが、ここで昼食をとりましょう、、ということで1階の喫茶「シルバー」へ。

スパゲッティ、カレー500円など軽食が中心ですが何人かは「本日のお勧めランチ・ハンバーグセット」(850円)を頼む人もいました。

プラネタリウム観る間に晴れし土佐堀を小学生の列につきゆく  多恵子

次は中央公会堂に行くはずでしたが、西田さんが緊急提案。

京阪電車が西へ延伸している工事現場のそばに事業内容を説明する建物があるので行こう、ということです。さすが西田さんは技術屋です。シールド工法の説明や付近の地質などの説明を受けました。
 いよいよ中央公会堂です。ここで内部見学・・・と思っていましたが扉が硬く閉まっていました。時間が余ったので、中之島公園内のバラ園に行こう・・ということで行きましたが、蕾かたし。。仕方なくライオン橋として有名な「難波橋」を渡って北浜へ。ここらあたりに勤務先のあった榎本さん(道修町の風邪薬の「改源」)が道案内してくれました。まず、「適塾」。

ここは、緒方洪庵が天保9年(1838年)に瓦町に開いたが後ほどこの地に移したということです。今は大阪大学が管理しています。福沢諭吉、橋本左内、大村益次郎などが勉強したことで有名です。

2階の講話室には全国の秀才が集まり勉強し、寝泊りもしたということで中央の柱には彼らがつけたという刀傷もあり、しばしタイムスリップしました。科学館を出てから一度も休憩・座ったことがなかつたので、誰となく足を投げ出してしばし休憩。

下谷さん差し入れのポンカンの皮の砂糖漬けを食べました。

公会堂前で記念撮影

お疲れの高齢者の皆さん

次は、国の重要文化財に指定された「市立愛珠(あいしゅ)幼稚園」に行きました。池川さんのお嬢ちゃんがここを卒園されたこともあり、元保護者として、見学できないか交渉に行ってくれましたが園長をはじめ職員が研修日なので不在・・・ということで丁重に断られました。床がぴかぴかに磨いた木であることも池川さんに教えてもらいました。

解体新書のレプリカ

戦災でよく残ったものだね・・・といいながら次の目的地「道修町・薬の資料館」を目指します。神農さんとも言われ親しまれている少彦名神社(すくなひこなじんじゃ)は医薬の神様です。そのそばにこの付近の製薬会社が作った「薬の資料室」があります。資料やビデオがあり、製薬する道具の実物や懐かしい広告も展示されています。
すつぽんのペニスが乾ぶ道修町の漢方薬局春昼の窓  多恵子

市立愛珠幼稚園の門

少彦名神社(すくなひこなじんじゃ)

くすりの道修町資料館  ⇒

さて、ビールで乾杯はどうや、、という声を待っていて淀屋橋駅の地下街に行きましたが、4時30分ごろでは「準備中」が多い。「生中100円」「串カツ1本100円」というキャッチコピーにつられて小さな串カツ屋さんに入ります。「いいですよ、入ってください」という声を後ろに注文の開始。でも女の子(後で分かったことですが、われらと同じ年恰好のお・ば・あ・さ・ん)はいないしチーフが一人。そこでわが七期会は急遽、派遣社員になりかわり注文をとって、配膳のお手伝い。。女の子は出勤が6時だそうで・・・。「サービス料としてまけといてや、、。」チーフは苦笑い。。「突き出し」と「とりあえずの生中」、、みんな生き生きとしてきます。「串カツまだかぁ、、」「今、火を入れとったで・・」冗談を言いながら生中だけはどんどんと空になってきます。

ようやく串カツができてきました。「゛このレンコン、穴を売ってんのんとちゃうか」「ころもばかり分厚いでぇ」「大きさ、普通の半分やんけ」。大阪弁が飛び交います。(*^-^)
もうみんなワイワイ声高になってきてサラリーマンが入ってこようとしても踵を返すほどの賑やかさ。「この店、常連さんを失ったんとちゃうか」「おまえら喧しいから逃げてってしまった」。。とにかく阪神とヤクルトとの中継があっても「今年の阪神はダメ」と見もしない。でも阪神ファンの下村さんはテレビの下に・・・。
因みに、この日、阪神は7対2で勝ちました。とにかく7時前になりお開きになりました。

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左から森本、榎本、笠村、阪口、池川