音楽ざっかん

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 卒業」の女優が亡くなった ☆アン=バンクロフト

 6月6日に米国女優のアン=バンクロフトが亡くなった。73歳だったという。8日の朝日新聞夕刊に掲載されている略歴も、1967年の映画「卒業」で主人公を誘惑する人妻役である。添えられている写真も彼女の足だけだの懐かしいシーンである。ストッキングを脱いで青年を挑発する名場面だ。

 映画「卒業」は何度見たことだろう。DVDまで買い込んで見たから子どもも呆れている。サイモン&ガーファンクルのファンとしても懐かしい映画だ。バンクロフトは、トウがたったものの未だセクシーなミセスロビンソン役を巧みに演じた。このシーンがなかったら「卒業」はありふれた青春映画で終っただろう。

 ちなみに、ロビンソン夫人の娘に主人公の青年が恋をし、結婚式場から彼女を連れ去るのも卒業の名場面となっていた。下世話な言葉を使ええば母娘コロシというものだ。でも、そういうことだってあってもおかしくはない。とりえのない娘より人妻のほうが魅力的に感じたことが20代の私にもあった。

 新聞に掲載された略歴には、1962年の映画「奇跡の人」の家庭教師役でアカデミー主演女優賞、舞台でもトニー賞を受賞している演技派女優として紹介されている。「卒業」のほかにも、「愛と喝采の日々」や「エレファントマン」にも出演したそうだ(話題作だったが見逃した)。

 娘によると、彼女の死を伝えるニュースはサイモン&ガーファンクルの『サウンドオブサイレンス』が流れたようだ。この曲も映画に挿入されていたが、彼女に捧げるなら演技場面で流れた『ミセスロビンソン』であってほしかった。合掌

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