たかがクルマのことだけど

私のヘマのほんの数例


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目次
 
ワイパーの交換方法を知らずに
 オーバーヒート体験
 こげくさい臭いのを無視して走って
 ●ヒューズの予備を持たずに
 ●配線ミスに気がつかずランプを多用して


 一般論を並べても空々しいし、他人を例にするのも気が引けるから私がしてきたヘマの数例をあげてみたい。これ以外にもしょっちゅうヘマを繰り返しているが参考になるものに絞って掲載します。

ワイパーの交換方法を知らずに

 初めて自分のクルマ(中古)を持ち、初めてワイパーを使った夜のことだ。ブレードのゴムが劣化して切れてしまったのである。工具がどこに入っているのか知らず、どう直していいのかわからなかったので大慌てであった。雨は次第に激しさを増し、さりとてクルマの中で夜を明かすこともできず大弱りだった。片手ハンドルで運転し、ときおり身を乗り出して窓を拭いてクルマを走らせたが冷や汗ものの運転だった。おかげで風邪を引き寝込む始末であった。

 後日、この話を知り合いの修理屋さんに話したら、ブレードは工具なしでも交換できると笑われた。それを知り、実際に試したとき口惜しくてならなかった。むろん、クルマによっては工具が必要なときもあるし、最近のワイパーは左右で大きさが違うので確かめておきたいものだ。
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オーバーヒート体験

 エンジンの部品交換をしたとき水が吹き出したのを無視してそのまま走り続けたときである。水温計はグングン上昇していくし、ガソリンスタンドも見当たらない。気はあせるし、今にもクルマがとまりそうで冷や汗がタラタラ流れた。

 ようやくガソリンスタンドを見つけ、「今すぐじゃ危ないからエンジンを冷ましてから水を入れるように」と言われ、30分も待ったがエンジンはいつまでたっても温かい。私がぼんやりしていると、スタンドの人が「まだ直らないのかい」と聞く。「まだ温かいから水を入れてない」と答えたら大笑いする。「エンジンが完全に冷えるには3時間はかかるよ。5分ぐらいたったら水をさしてもよかったのに」と言う。水を入れたら元どおりになってあまりのあっけなさに虚しさを感じた。

 沸騰しているとき水を入れようとすると危険だが、5分も待てばその危険もないので水を加えて大丈夫ようだ。慌ててエンジンを切らず、水を注ぐのがコツのようだ。
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こげくさい臭いのを無視して走って

 そろそろオイル交換の時期だなと思いながらそのまま走行したときだった。何か臭いなと気づいたもののそのまま走行したらエンジンの調子がおかしい。中古車だから寿命かなと思って、オイル交換したらオイルがカラッポなのである。スタンドの人もけげんな顔つきでクルマも下にもぐってオイル(ドレン)コックを外しても1滴も落ちない。

「これでエンジンが焼きつかなかったのも珍しい」と妙な感心をされる始末である。いつもはクルマを走らせる前には必ずオイルの量を確かめていたのにその日に限って点検せずに発車したのが原因だった。

「高回転させて走ったんでしょ。このクルマは古いから無茶しては危ないよ。すき間からオイルが漏れて焼けたに違いない」と言われてゾッとしたものである。
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ヒューズの予備を持たずに

 中古車の故障の大半は配線のゆるみとか電球切れが多い。また、ライトがつかず、ワイパーが動かないときの原因はヒューズ切れにあった。だから、ヒューズボックスがどこにあるかを確かめてクルマを走らせるように努めている。

 それはともかく、ヒューズが切れたのに気づかずクルマを走らせたことがある。ストップランプが点燈してないのにまったく気づかなかった。夕暮れ時だったのでバックミラーを見ていて、後車に反射してないことで気がついた。ブレーキをかけても後車が気がつかないで追突されていたら大変だった。

 なお、最近はヒューズの規格が統一されてきたが、古い車には丸管式のヒューズも使われているから一度確かめておくことをすすめたい。
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配線ミスに気がつかずランプを多用して

 何か臭いぞと気づいて路肩にクルマを寄せるためにウインカーを出しても点滅しない。徐々に減速してサービスエリアにようやく入ったものである。ヒューズを交換してもウインカーが点滅しない。ロードサービスに連絡して待った30分がやけに長く感じた。それにしてもビニールの焦げたような臭いが気になった。

 サービスの人がエンジンルームの配線をたぐり、私の走行状況を確かめる。雨が降っていたので5時間ばかりフォッグランプを点けてきたと答えると、「フォッグの配線は誰がしました」と聞く。「カーショップでやってもらった」と説明したら、「ひどいものですね。このランプは外国製で消費電力も多いのにバッテリーから直結させている」と言うのだ。これではヒューズを交換しても直らないわけだ。

「このまま走行していれば火事になっていましたよ」と脅かされて再びビックリした。

 この配線は前の所有者が勝手にやったものだ。カーショップはそれを確かめずに利用したようだ。無線機をクルマに自分で取り付けてきたが配線の中にヒューズをかませるのをそれ以来実行している。
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