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◎目次
●IT難民はパソコン利用者にもいる
●パソコンに振り回されて
●詐欺にも使われるはず
●便利さが首を絞める
インフォメーション・テクノロジー(情報技術)を略してIT(アイティ)というそうだ。パソコンやインターネットばかりでなく、情報にかかわる幅広いもののようだ。少し前から電子政府だ、電子取り引きだと騒がしい。
■IT難民はパソコン利用者にもいる
IT難民は機械が利用できるか否かで語られているがそれは間違いである。むしろ、いちおう機械を操作できる者のほうが難民になる機会が多い。便利さに麻痺して防御を忘れた利用者、知らないうちにデータを書き換えられてしまった者などのほうが危険を多く持つはずである。
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■パソコンに振り回されて
パソコンだってこの10年はあれこれ振り回されてきた。バージョンアップのたびに四苦八苦してきた者からみれば辛いことばかり続いた。余計な出費を強いられた割りに得たものは少ない。確かに便利さや操作性の向上はあった。利用範囲も広がった。でも、不要な機能が増えて、軽快な立ち上がりや自分で作るバッチファイルが犠牲になった。ますますブラックボックス化しつつある。
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■詐欺にも使われるはず
マニアには楽しいことでも、興味や関心が欠ける者にはITなど鼻持ちならぬものだ。情報リテラシイだの、ネットコミュニティーなど横文字を並べるのもうさんくさい。挙げ句の果ては、個人認証だの、セキュリティだのと縛りをかける話まで加わるのも癪だ。「速い、安い、うまい」は牛丼のキャッチフレーズだと思っていたら、携帯電話や光ファイバーやADSLからネットオークションまでの売り文句に変わっている。そのうち、詐欺商法のキャッチフレーズに使われるのだろう。短時間で大量にカモにするのにITは便利なシステムだからだ。
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■便利さが首を絞める
パソコンもインターネットもメールも遊びで使っている分には楽しい。でも、それが仕事や生活に組み込まれると決して楽しいことばかりではない。個人情報の流出、情報の目的外収集や目的外利用、そして意図的攻撃者による破壊と撹乱など限りなくある。便利さが首を絞めるのも皮肉である。
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