13 増設に歯止めなし
◎目次
●メモリー増設
●ハードディスク増設
●各種カードの増設
●周辺機器の増設
関連 01 向上心が地獄の入口
パソコンを使うごとにあれもこれもと手を広げ、増設と交換が繰り返される。ここでは増設に絞って経験を紹介したい。
■メモリー増設
パソコンを買って最初に強いられるのがメモリーの増設だろう。そして、バージョンアップのたびに必要な容量が増える。最低容量でみてもウインドウズ3.1では16MBだったメモリーが、XPでは128MBになっている。
でも、これで動くソフトはほとんどない。イラストにこだわればワープロソフトは倍あっても足りないだろう。動きを伴う画像や音質にこだわる音楽の編集ソフトなら4倍以上必要である(むろんCPUが速いほど処理がしやすくなる)。
ウインドウズにはハードディスクをメモリーに代用する「仮想記憶」があるものの速度が遅いから、いらだちを解消するためにメモリーの増設がつきまとう。
■ハードディスク増設
メモリーに次いで多いのがハードディスクの増設と交換である。放っておけば増える一方のファイルやデータを保存するために7〜8回行なってきたが、物理および論理フォーマットが伴うので気を使う作業である。
これもプラグアンドプレーになって簡単になったものの、内蔵の場合はデータのバックアップや附属機器の取り外しの他にOSの再インストールも必要だ(外づけの場合はもっと簡単である)。
OSやソフトがバージョンアップするたびにデータの容量が肥大化し、ハードディスクを交換したり増設するのも腹立たしい。
■各種カードの増設
興味や関心がエスカレートして行なうのがカードの増設である。これは必要に応じて選択するが知らないうちに増えていく。
ゲームをするためにビデオカードやAGPカード、音楽を楽しむためにサウンドカード、テレビを見たり録画するためにテレビチューナーカード、そしてハードディスクやモデムあるいはビデオカメラを接続させるためのカードは多い。
忘れてならないのは、興味に応じてカードが限りなく増えることだ。そのたびにドライバーが溜り、カードの競合でハングアップさせ、パソコンの不安定の元である。
■周辺機器の増設
私の場合は、プリンターは毎年、スキャナーやデジカメを二年ごとに交換している。文を書いて写真を貼り付けて知人に送り付けるからだ。最近は、ホームページを印刷したり、CDやDVDのラベル印刷にも利用する。
それはともかく、パソコンには接続できる機器が増えた。ビデオカメラ、テレビ、CDR/RW、DVD/RW、レコーダー、シンセサイザーなどがある。
これらはあれば便利だがなくても良いものだ。蛸足配線をして電気の無駄遣いでもある。
そして忘れてはならないのがパソコンの能力に無理を強いることが多いことだろう。専用機にまかすべきものをパソコンに組み込まないのがトラブルを減らすと私は思う。 |
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