32 メトロノームで遊ぶ


 電子メトロノームを1秒間100に設定し、テンポ(拍)の違いを確かめていると「やめてよ、せわしいじゃない」と言い出される始末だ。親父の探求心をアザ笑うフラチな家族である。0〜7段階までは間延びした単調な振動音であるが、2連符、3連符、3連符中抜き、4連符、4連符中抜きに変えるとやけにあわただしい。2連符を続けると子どもが「買って、買って」と駄々をこねる言い種に似ている。中抜き音はワルツやラップの腰振りに使えそうだ。テレビ番組の空耳アワーに似た意外性がある。

 ギターを始めて左手でコード(和音)を押えることに腐心してきたせいか右手のテンポ(拍)がさっぱり身につかない。聞き慣れた唄は歌ってテンポをとっているが未知の場合はそんなことでは通用しないだろう。それが癪で昨日は音譜作成ソフトに加えて電子式のメトロノームを買った。機械式に比べて小型で持ち運びやすいし、2,000程度で安価である。家族には無駄遣いだと非難されるのも家にこもるからだろう。

 パソコンにフリーソフトをダウンロードして深夜にひとりで遊んでいる。音の変化は強弱だけでなく拍数や連らなりでずいぶん変わるものである。そのままでは変なオジサン扱されかねないし、ギターの練習と結びつかないから持ち運べるメトロノームにしたまでだ。今まで気にならなかったテンポの違いも奥が深い。この機械は4分音譜♪を1分間で40〜208まで変化できるから組合せも多数あるだろう。似たようなコード進行でもテンポによって感触が異なるわけである。

 相変わらずギターは上達しないが音に関わる興味や関心は増す一方である。楽譜の入力やキーボードいじりをしてフォークだけでないジャンルまで手を広げている。収拾がつかなくなるおそれは伴うが楽しいから広がるわけである。メトロノームいじりも意外に面白い。楽器いじりと違ってイヤホーンで楽しめるので関心がある方は試されたらいかがでしょうか。(2007/01/21)