SMAPの草�g剛さんが深夜の誰もいない公園で全裸になりひとり騒いでいたため、近隣の住民から警察に通報があり、公然わいせつ罪で逮捕された。このニュースに対して、マスコミはあまりにも騒ぎ過ぎだ。

　はっきりいって、このようなことは‘おいおい’で笑って済ますくらいの話しだと思う。確かに全裸になってしまったり、深夜に大声を上げたりするのは近隣の人には迷惑ではあるが、それだけのことで、犯罪ではなく、失敗の部類に入るのではないだろうか。

　酒のよる失敗は多かれ少なかれ、多くの人が経験するものだし、個人的には今回の草�g剛さんの行為もそれほど問題ないと思う。よく社会的責任がどうのこうのといわれるが、そんな息苦しい社会は真っ平だ。警察のやり方も過剰に思える。通常だったら、警察のトラ箱の中で一夜を明かさせ、注意して帰宅という流れになるのではないだろうか？それを逮捕したというのは、全裸になり奇声を上げていたということで芸能人ということもあり、薬物の可能性を考えたのかもしれない。それで、普通ではあまり考えられない酔っぱらいの家宅捜索ということになったのだろう。

　この件で一番の過剰反応したのは総務大臣の鳩山邦夫氏である。彼は「めちゃくちゃな怒りを感じる」、「国民に（テレビの買い替えなどで）負担をかけるアナログ放送停波のキャラクターなのに恥ずかしい。最低の人間としか思えない」、さらに地上デジタル放送への普及への影響について「ゼロとは言えない」と話した。

　これが、酔っ払って裸になり奇声を上げただけの人間に向かって言う言葉だろうか？この程度の行為をした人間に対してどうして「めちゃくちゃな怒り」など感じることができるのか、僕にはさっぱり理解できない。「めちゃくちゃな怒り」や「最低の人間」などという言葉は、無差別殺人でも行った人間に投げられるべきものだろう。この件が地上デジタル放送への普及に与える影響、それははっきり言ってゼロである。(2009.4.25)