年末年始

 この年末年始はここ10年くらいの間では一番活動的だった。29日はバイクのメンテナンス後、城南島まで行き、30日は家の大掃除、31日は横須賀まで遊びに行き、元旦は妻方の親戚の集まりに参加、2日は鎌倉の長谷寺に初詣した後、ハイキングして、3日は実家に帰り、4日は池上本門寺にお参りした。

 いつもは家でテレビを見ながらゴロゴロしていることが多いのに、まるで人の変わったような動きっぷりである。年末年始のテレビに飽きたということかもしれないが、不安を振り払うためあちこちに行った気もする。今年は今までの中で一番不安な年明けだった。

 不安の一番の原因は先行きの見えないことだ。今年の3月末までに8万5千人の非正規労働者が職を失うと厚生労働省は発表しているが、自分も遠くない将来にそのようなことになる可能性がある。ここのところ、会社の業績は悪化し、特に自分の働いている部署の売り上げの減少は激しいようだ。例年は短期で入った人も長期になることが多かったが、今年はそのようなことは少なく、部署替えがさかんに行われている。そのようなときに真っ先に切られるのは、非正規労働者だ。

 この他にも不安はいくつかある。ただ不安がってばかりいても仕方ないことはわかっている。どんな困難なことでも引き受けなくてはならない年齢に自分はなっているし、その覚悟もある。しかし、覚悟することと、現実にそれらを引き受けて最善の方向にもっていけるかは別である。果たして自分にできるのか…それが不安である。(2009.1.8)




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