気がつくと、昨日でこのHPを開設して4年が経った。早いというか、4年も続くとは考えていなかった。

　開設当初、僕は失業していた。多くの時間があり、このHP開設へとなったわけである。当時の社会状況から、失業期間は長くなるものと思っていたが、半年くらいで仕事を見つけることができた。その仕事も長く続くとは思っていなかった。正社員の仕事を探そうとは思わなかったが、雇用の不安定なパート待遇だったため、ある程度働いたら、別のところを探そうと考えていた。ところがその会社にもう3年半である。

　そして、その職場でひとりの女性と付き合うことになり、4月からいっしょに暮らし始めた。全く、自分では思ってもいなかったことばかりの4年だった。

　或いはこれが人生というものなのかもしれないなと最近思い始めた。自分の思う通りには行かないし、また想像とは必ず違ってくる。これは悪いことばかりでなく、いいことに関してもだ。

　長引くと思っていた失業がそれほど長く続かず、長く続けるつもりのなかった仕事は続いているし、女性といっしょに暮らすことなど考えてもいなかった。

　いやなことや、いいことが自分の思惑と関係なく起きる。嫌なことが続き落ち込んでいる人に「いつかいいことがある」とか言って慰めたりするが、この陳腐だと思っていた言葉は意外と真実なのかもしれない。

そう、いつかいいことはある、きっと。(2007.5.4)