新しい年を迎えて

 昨年一年はそれほど大きなブランクもなく、内容はともかく、まあまあのペースでHPの更新ができました。たまに「陽だまりの中で」と「空に浮かんだ白い雲」を分けている理由について指摘を受けるのですが、前者は日記風エッセイまたはエッセイ風日記と思ってください。後者はある決まったテーマについて、または自分の中で確定している出来事について書いています。

 「陽だまりの中で」は日常の生活での出来事、心に残ったことなどを書いています。したがって明確なテーマがない場合もありますし、とりとめのないものです。しかし、自分としては、こういった文章を書くのが好きなのです。曖昧ではっきりとしないもの…私たちの生活とはそういったもののような気がします。オチもつけられませんし、結論もありません。ただ、自分の気持ちをできるだけ自然なかたちで文章にできたらと思って思っています。

 「空に浮かんだ白い雲」は自分の考えていること、社会で起きた出来事、過去の経験のうち自分の中で消化できているものについて書いた文章です。こちらの方は明確なテーマがあることがほとんどです。ただ、ものによっては安易な結論で結べないものもあり、尻切れとんぼのような状態になっている場合も多いと思います。年をとったらいろいろなものが見えて来ると思っていた時期もあったのですが、実際はその反対でますますわからなくなってきました。それはものが見えなくなったというより、いろいろなものが見えてきたため、わからなくなってしまったという感じです。自分は安易な結論をつけることは嫌いなので、わからないものはわからないまま放置するつもりです。

 このHPはアクセス解析とか一切していないため、どういった人が読んでくれているのかということはわかりません。ただ、Read Meに登録しているため一日の正確な訪問者の人数はわかります。それによると土・日・祝日といった休日にアクセス数が増えるようで自宅のPCから読んでくれている人が多いように思っています。また、トップページに置いてあるカウンターは再読み込みをするたびに数が増えます。したがってカウンターが回っているのに、Read Meのデータで一日の訪問者が少なかったときは、ひとりの人が何回も読んでくれたのかななどと勝手に思っています。よくいわれることですけれど、同じカウンターが100増えるのでも、100人の人が1回づつアクセスしてくれるより、ひとりの人が100回訪問してくれる方がうれしいです。

 いたらないHPではありますが、今年もできるだけ自然な気持ちを文章にしていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。(2005.1.2)




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